フランスで「グルヌイユ」と呼ばれるのは食用カエルだ。後ろ足は鶏肉のような食感で、サラダなどに利用される。フランス料理ではポピュラーな食材だが、日本のファミリーレストラン「サイゼリヤ」のサラダの中から生きて出てきた「食用ではないカエル」に客は仰天した。
11月2日配信の「産経新聞WEB版」によると、東京・杉並区内のサイゼリヤで客が「小エビのサラダ」と「モッツァレラのサラダ」を食べていたところ、体長3センチほどで右後ろ脚が欠損したカエル1匹が皿の中から飛び出し、テーブル上で飛び跳ねたという。
サイゼリアは11月3日に公式HPを更新し、東京、神奈川の3店舗で販売したサラダにカエルが混入していたことを謝罪した。店舗で混入したのではなく、神奈川の自社工場でレタスを扱っている際、混入した可能性が高いとしている。
異物混入といえば、2023年5月、うどんチェーン・丸亀製麺が長崎・諫早店で販売したテイクアウト用の「ピリ辛担々サラダうどん」の容器にカエルが混入していたとしてネット上でも話題となった。18年8月には、石川・金沢市内にあるマクドナルドで販売されたソーセージエッグマフィンに人間の歯が混入していた。
カエルや人間の歯の混入は稀有なケースだが、飲食店で注文した料理に虫が入っていたという話は少なくない。客にとっては不快極まる事態だが、お笑い界の大御所となると、あまり気にしないようだ。
「15年1月放送の『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)で、ビートたけしは食品への異物混入について、『うちの近所なんか、「おじさん、虫入っていたよ」と言うと、「当たり!」って言われたからね』と子供時代を振り返っていました。また、ダウンタウンの松本人志は、15年1月放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、『昔、ラーメンを食べに行ったとき、蚊みたいなのが浮いていたけど、いちいち言う!? パッと取って、俺は食うよ』と明かしています。心が広いのか、そもそも虫などどうでもいいと思っているのかはわかりませんが…」(芸能記者)
たけしや松本なら、生きたカエルや人間の歯が出てきても、きっと泰然自若としているに違いない!?
(石田英明)