3月9日に開幕する第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。メジャーで活躍する大谷翔平やラーズ・ヌートバーが合流し、侍ジャパンへの注目度は高まるばかり。3月6日放送の「めざまし8」(フジテレビ系)は、ゲストに元ソフトバンクホークス監督で野球解説者の工藤公康氏を招いて“大谷フィーバー”を取り上げたものの、番組MC・谷原章介の一言が波紋を呼んでいる。
工藤氏が登場すると、谷原は「まさかの生出演、興奮しておりますけども」と述べてこれまでの強化試合についてコメントを求めた。工藤氏は「いい試合ができているなと思いますし、ピッチャーの調整っていうのがここの中ではいちばん大事かな」と語っていた。
その後、番組は大谷翔平が東京からチャーター機で名古屋に到着したシーンを紹介。情報キャスターの倉田大誠アナは「東京から名古屋まで新幹線でしたら1時間少々というところなんですが、あえて混乱を避けるためにチャーター機で移動を」と説明。強化試合が行われた名古屋バンテリンドームに大勢のファンが詰めかけるシーンに、倉田アナは「名古屋では多くのファンが待ち受けていました。ひと目見ようということで…、もちろんこれジャパンのメンバーも見たかったんだと思いますけど、『大谷さんを』という方もいたと思います」として、「ダルビッシュ有投手、大谷選手のレプリカのユニフォームは『即完売』なんていうね」と紹介した。
この熱狂ぶりに、谷原は「ライオンズ時代の工藤さんに並ぶくらいじゃないですか、これ」と、工藤氏の現役時代について言及。倉田アナは「あ〜、もっとだったと思います」と述べ、谷原は「いや〜、工藤さんと渡辺(久信)さんの2人はすごかったですから。いや〜集まっていました、あの時も人は」と過去を懐かしんだ。
このやりとりを見た視聴者からは《工藤さんが否定するならわかるけど局アナが言うこと?》《谷原さんの余計な一言で変な空気に》《工藤さんを小馬鹿にしているみたい》といった疑問の声が相次いだ。
「倉田アナの『もっとだった』が、大谷フィーバーが上なのか、工藤氏の現役時代が上なのか、どちらを指して言ったのかは、いまひとつわかりにくかったかもしれません。その後、谷原さんが『いや〜』と西武黄金時代の2枚看板について言及したことで、工藤氏よりも大谷フィーバーがもっとすごいという印象を与えてしまいました」(テレビ誌ライター)
いずれにしてもファンの熱狂ぶりを天秤にかけるべきではないのかもしれない。