CSにめっぽう強い! 工藤公康ソフトバンク前監督が明かした「短期決戦の秘策」

 前ソフトバンク監督の工藤公康氏が、YouTubeチャンネル〈スポーツナビ 野球チャンネル〉に出演(10月6日)。
 
 工藤氏といえば、監督を務めた7年間でリーグ優勝3度。その数を上回り、日本シリーズ出場は5度、そして日本一5度、とクライマックスシリーズ(CS)、日本シリーズといった短期決戦にも強い名将であった。

 MCの元日本ハムの森本稀哲氏が、8日に始まる決戦に向けて工藤氏にこう質問した。
 
「CSがいざ始まりました。バッター陣に関しては、思ったより元気がないとか、ちょっと繋がりが悪いなって思う時もあったと思うんですけど、そういった時ってどういうふうに動くんですか?」

 森本氏は、ヒットエンドランや選手交代を積極的におこなうなどの回答を期待していたようだが、工藤氏からは予想外の発言が…。
 
「ある選手を呼んで、3回くらいで、ちょっとベンチが暗いぞと。盛り上げてくれって言って、で、4回から盛り上げてもらって。要するに雰囲気作りです」

 ムードメーカーには、松田宣浩、柳田悠岐、栗原陵矢といった選手を起用していたという。「栗原くんには暗くなったら、『おい、暗いぞ』って言って。『うい!』って返ってきましたし」と回顧し、さらに、
 
「若い人が出れば出るほど、チャンスの時に打てなかったって言って、ああって(落ち込んで)帰って来るじゃないですか? やめなさいって言ってるんです。そうやって帰って来ちゃダメだって。三振しても何があっても胸を張って上を向いて帰って来いと。キミたちを使ってるのはボクなんだから、最終的にはオレが責任を取るんだから、監督が悪いんだぐらいで帰って来いと」
 
 工藤氏には、7年間在籍した巨人の指揮官待望論も一部であがっている。巨人の監督は“生え抜き”という不文律があるものの、抜群の勝率を誇り、千賀や柳田を育てた手腕を東京ドームで見てみたい、という巨人ファンも少なくないのでは?

(ユーチューブライター・所ひで)

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