肉塊の大きさをレベル別で注文できる「ホロ肉ドカンとBBQカレー」など、ここ最近はひねりの効いた商品でヒットを飛ばしているカレーチェーン「CoCo壱番屋」。4月1日からは「ほぐして食べる粗挽きキーマカレー」(税込1230円、テイクアウト1284円)なる、こちらも一風変わった数量限定商品を発売ているので、さっそく食べに行ってみた。
同商品は、ルーに浸かった「キーマ(挽き肉)ボール」を自分の好きなタイミング、好みのほぐし加減で食べられるのが特徴と謳われている。実際に目の前にすると、そのキーマボールはミニハンバーグといった具合で、これをほぐして本当にキーマカレーになるのか…少々不安になる見た目だ。
ともあれ、まずはキーマボールをほぐさずにルーを食べてみる。すると、赤ワインとみそが効きコクが深く、ピーナッツやアーモンドといったナッツ類の香ばしさも加わって高級感漂う味わいだ。
そこにキーマボールを少しほぐし混ぜると、粗挽きの肉肉しい味わいや、練り込まれたコリアンダー、クミンといったスパイスのパンチが割って入り、ルーの高級感とキーマボールの荒々しさの対比が面白い。ほぐし具合によってそのバランスを自在に変えられるので、これは確かに楽しく味わえる。
ただ一つ、懸念していた通り、これがザ・キーマカレーかというと、多くの人が想像していたものと違うと感じるのでは。キーマカレーの挽き肉の粒立った感じはなく、記者の場合、どうしても単に「ハンバーグをほぐし入れたカレー」といった印象が拭えなかった…。
キーマカレーかどうかにこだわらなければ、挽き肉の塊をほぐすことで味わいを変えられるアイデアは面白く、これはこれか。
(小林洋三)