由伸監督時代は暗かった!? 元木コーチの回顧で分かった巨人優勝の必須条件

「ボクはジャイアンツに19年に(コーチで)入ったんですけど、なんか暗い、暗いって言われてたんですよね。静かだ、暗いって。何のことかサッパリ分からなくて。で、ボクと宮本さんが入っていつも通り声出してやってると、明るくなったって。いや、これが普通なんですけど…」

 巨人の元木大介一軍作戦兼内野守備コーチがこう振り返ったのは1月3日更新のYouTubeチャンネル〈野球いっかん!〉でのこと。
 
 元木コーチが巨人の一軍コーチに就任したのは18年シーズンオフ。第3次政権が始まった原辰徳監督の直々のオファーにより、13年ぶりにユニフォームに袖を通した。そして同時期に一軍投手総合コーチとして巨人入りしたのが宮本和知氏。こちらはさらにご無沙汰、97年の現役引退以来の球界復帰だった。
 
「元木、宮本ともに明るいキャラクターで弁が立つ。宮本は、引退後から球界復帰直前まで生放送の情報番組『ズームイン!!サタデー』(日本テレビ系)でコメンテーターを務めていましたし、元木は、クイズバラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンⅡ』(フジ系)で、おバカ系キャラとして重宝されるなど、ともに現役を退いてからは長年タレントとして活躍。というのもあり、コーチ就任時にはファンの間でも否定的な意見が多かったのですが、それが1年目からリーグ優勝。翌20年も優勝と連覇を遂げたことから、元木、宮本の起用は間違いではなかったとガラッと風向きが変わりました。原監督がいちばん胸を撫で下ろしていたかもしれません」(スポーツライター)

 高橋由伸監督時代の暗いムードを一掃した元木、宮本の両氏。
 
 23年はソフトバンクから移籍した“熱男”こと松田宣浩にムードメーカーの期待がかかり、そのことを元木コーチも口にしているが、問題は万が一、松田がベンチ入りできなかった場合だ。
 
(所ひで/ユーチューブライター)

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