中国人ひき逃げ事件で「外免切替は問題ではない」菊間千乃氏に異論続々

 埼玉県三郷市で発生した小学生ひき逃げ事件で、車を運転していた中国籍の男が5月18日に逮捕された。事件が起きた14日、男は同乗者と飲酒していたことが判明。さらに外国の運転免許を日本の免許に切り替える「外免切替」の制度を利用していたこともわかった。5月20日放送の「羽鳥慎一 モーニングショー」(テレビ朝日系)では、改めてこの制度について掘り下げたのだが、弁護士でコメンテーターの菊間千乃氏の発言に異論が相次いでいる。

 番組では「外免切替」について「簡単すぎる知識確認」「ホテルでも申請可能」といった問題点を指摘。「教習所で法律やマナーを学ぶ機会を設けるべき」という専門家の声を伝えた。

 そこで菊間氏はこう語った。

「外免切替の問題はそれとしてあるんですけど、私はこれがどうだって話ではなくて、小学生に突っ込んでるわけで。そしたら、人をひいたら停まって助ける。それは世界共通だと思うので、外免が簡単だったからとか、そういう話ではないんじゃないかと」

 その後、菊間氏は「外免切替」を行うことによって、日本人と同じように更新していけば身分証明書としても使えると説明。中国と異なり、日本がジュネーブ条約に加盟していることで国際免許証として利用できる点については、「いろいろ問題がある」としながら、「今回はそこが問題ではないんじゃないかな」と持論を展開した。

 一方、玉川徹氏は、中国籍の男が日本の道路交通法を理解していなかった可能性を指摘し、「あまりにも簡単に免許を取得できてしまうっていう問題がこの背後にある可能性もある」と述べて、「僕は外免の問題はあるかなと思っています」と異を唱えた。

「小学生4人が重軽傷を負ったひき逃げ事件は世間の注目を集めました。同じ埼玉県では、昨年9月に川口市で中国人の男が一方通行の道路を125キロで逆走して、50代の日本人男性が犠牲になっています。外国人の外国免許切替のハードルの低さは以前から問題視されていましたが、菊間氏は今回のひき逃げ事件を受けて『外免切替は問題ではない』と述べたことで、ネット上は大荒れ。『いやいや大問題ですよ』『切替がザルじゃなかったらこんな男が運転することはなかった』『ペルー人の逆走も外免案件でしょ』といった異論が殺到し、これに反論した玉川氏を支持するコメントが目立ちました」(メディア誌ライター)

 外免切替を利用した外国人による「危険運転」が横行しないことを祈るばかりだ。

エンタメ