自民党との癒着なんて、ちっぽけな話なのかもしれない?
世界平和統一家庭連合(旧統一教会)が12日、教団本部がある韓国で関連団体とともに大規模イベントを開催したが、この中に安倍晋三元首相を追悼する時間が設けられていたことが明らかになり、世間をあらためて驚愕させている。
この映像を番組冒頭から伝えたのが、旧統一教会の報道を熱心に続けている「ミヤネ屋」(日本テレビ系)。ステージ後方のスクリーンに安倍元首相が映し出され、参列者が献花をおこなっている。さらに、トランプ前米大統領から教団に寄せられたビデオメッセージが流れると、番組出演者からは「(トランプ氏は)ここまで賛辞を送るのか」「怒りを覚える」といったコメントが続出した。
「旧統一教会から脱却を図ろうとする自民党にとっても迷惑だったと思います。安倍氏の顔を巨大スクリーンに映し出し、献花式を執り行う様子はまるで教会葬のようでしたからね。安倍氏、自民党との関係の深さを物語っていました。さらにゾッとしたのは、登壇したアメリカのポンペオ元国務長官の挨拶。『私は足が悪かったが神様が見守ってくれたのですぐに回復しました』といった持ち上げ方をしたのです。しかも、トランプ前大統領はビデオメッセージで安倍氏への追悼を述べたあと、『信じられない努力を傾けている韓鶴子総裁に感謝したい』と安倍氏銃撃の要因ともされる教団を思い切りヨイショしていましたからね。視聴者からは映画の007シリーズの世界の権力者を牛耳る秘密結社になぞらえて『まるでスペクターじゃん』と悲鳴に近い声も聞かれました」(週刊誌ライター)
トランプ氏が賛辞を送るのは、多くの関連団体を抱える教団の力を次の大統領選で借りたいからだとか。その仕組みはわが国の自民党と同じ。でも、NO.1国家の大統領選さえ動かすのだからその影響力は世界規模。確かにスペクターみたいかも…と納得している場合ではない?
(山田ここ)