怒涛の「値上げラッシュ」を生き抜く知恵(5)GW中に「サブスク」の見直しを!

 昨今の生活で無くてはならないものとなったのが、サブスクリプションサービス。動画、音楽、電子書籍、ストレージサービス、ファッション、グルメ等々、ありとあらゆるものに定額制が設けられているが、22年はそのサブスクにも値上げの波が起こっている。

「今年のサブスクの値上げで最もインパクトが大きかったのは、スポーツ動画配信『DAZN』でしょう。2月22日より月間プランの価格を1925円から3000円にまで値上げし、タレントの伊集院光も自身のTwitterに『えげつない』と思わず驚きの声を投稿するほど。『DAZN for docomo』の契約者は従来の月額1078円が維持されるという噂もありましたが、結局は7月1日から1925円に値上げされることも決まりました」(ネットライター)

 その他にも、アドビではオンラインサービス「Adobe Creative Cloud」の個人版コンプリートプランと法人向けプランの値上げを4月27日から実施。音楽ストリーミングサービスの「Spotify」はファミリープランを4月30日から月額100円の値上げ。「Amazon Music Unlimited」は5月5日からプライム会員の月額を100円、年額を1000円値上げするなど、細々とした値上げが相次いでいる。

 ただ、日本のサブスクの値上げはまだまだ控えめで、海外では「Amazon Prime」の価格が約2000円引き上げられたり、「Netflix」の全プランが一斉に値上げされたりと“えげつない”値上げが数多くおこなわれている。

 今後、さらなる値上げラッシュがやって来そうなサブスクだが、この連休中に見直しをするのもおすすめだ。

「まずは、今加入しているサブスクを全てメモに書き起こしましょう。中には無料体験してそのまま自動加入させられていたり、解約をしたつもりでも手順の複雑化で解約されていないケースも増えていることから、引き落としに指定した口座の通帳と照らし合わせながら書き起こすのがおすすめです。また、他のサービスでもっと安いものがないか比べてみるのもおすすめです。音楽配信などはどんどん新しいサービスが登場しているので、自分に合ったもっと安いプランがあるかもしれません。加えて月額よりは年額の方が安く利用できるものも多いので、長年使っているサービスであれば月払いから年払いに移行するのもよいでしょう」(ITジャーナリスト)

 ご利用は計画的に、である。

(小林洋三)

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