マクドナルドの再値上げにファン悲鳴!キャンペーンにも苦言「たいしてトクニナラナイド」

 さすがに今回の「価格改定」に対しては、マクドナルド好きもおかんむりだ。

 日本マクドナルドは3月12日からハンバーガーやマックフライポテト、チキンマックナゲットなど単品商品を値上げすると発表した。同社は「物流費や人件費の高騰を受けてのもの」と説明しているが、納得がいかないのは消費者だ。

 マクドナルドは昨年1月にもメニューの3割にあたる商品を値上げしているが、売上高が減少しなかったことから今回の値上げに踏み切ったものと見られている。全国3000店舗のうち、約2400店舗が対象になっており、マクドナルド好きとしてはかなりのダメージとなるのは間違いない。

 1971年の登場時、マクドナルドのハンバーガーはわずか80円だった。その後96年から99年の間は何度か期間限定で値下げをし、2002年には62円だったこともある。近年は19年9月まで100円をキープしていたが、今回の値上げにより190円に。ここ6年で90%も値上がりしているのだから、「またか」という声が相次ぐわけだ。またマックやてりやきバーガー、フィレオフィッシュなどはさらに大きく値上がりしており、特にフィレオフィッシュは最安値の120円から約3.4倍の400円にまでハネ上がっている。

 さすがに消費者の反応を気にしたか、マクドナルドは10日から14日間限定で「トクニナルド」キャンペーンを実施。マックフライポテトのM・Lサイズが250円になるほか、プレミアムローストコーヒーやチキンマックナゲット5ピースなどの人気商品の100円クーポンをアプリで配信しているのだが、「値上げへの些細な罪滅ぼしか」「炭酸ドリンクに100円クーポン付けてもな」「たいしてトクニナラナイド」などと冷ややな声もある。

 かつては100円でハンバーガーが楽しめたマクドナルドだが、現在100円以下で購入できるのは、シャカシャカポテト用のシーズニング40円と、チキンナゲット用のソース類40円のみ…と寂しい限り。

 今回の値上げをマック好きはどう判断するのか、動向を見守りたい。

(ケン高田)

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