「ベイビー・シャーク」100億回再生で巨人の助っ人交渉に異変!?

 プロ野球ファンは注視しておいたほうがいいということか。
 
 去る1月15日、スポーツ報知が世界中の子供に人気の曲「ベイビー・シャーク」がYouTubeで100億回再生を突破したと報じた。記事に添えられた写真は、2020年シーズンに巨人に在籍していたジェラルド・パーラ外野手。同曲が彼の登場曲だったためだ。パーラがベース上でサメが噛みつくように両腕を上下させるポーズはファンの間でも人気を博した。

 この報道の影響か、パーラ外野手の巨人復帰が囁かれるようになった。もっと言えば、記事以前から“パーラ帰還説“は流れていた。
 
「1月13日(日本時間)、パーラが自身のインスタグラムに巨人時代の写真を投稿しているのです。パーラは20年オフに巨人を退団した後、来日前に所属していたナショナルズとマイナー契約を交わし、6月にメジャー復帰しています。今オフ、再びフリーエージェントとなりましたが、MLB全球団が業務を完全停止するロックアウト状態に入ったため、どの球団とも交渉が進んでいません」(現地取材記者)

 気になるのは、このインスタ写真がアップされた位置情報が「東京都新宿」になっている点だ。

 巨人の球団事務所は、東京都千代田区の読売新聞本社ビル内にある。現在はコロナの水際対策で外国人の入国が厳しくなっており、また、SNSの位置情報も操作できるそうなので、これがにわかに「巨人復帰」のサインとは言いにくい。だが、この直後に巨人情報に詳しいスポーツ報知がパーラの写真を掲載したのだから、「ひょっとして?」との観測が浮上してきたのだ。

「パーラというと、外角低めの変化球をひっかけていたイメージも強い。原辰徳監督は外国人選手には一発の脅威を求めます」(球界関係者)

 前パイレーツのグレゴリー・ポランコを獲得したように、巨人が探しているのは左打ちの大砲タイプで、ポジションは外野か、一塁。パーラはその条件にマッチするが、どちらかというと、コンパクト・スイングのバッターだ。「パーラを獲得したら、2年目の秋広優人の出場機会が減る」なんて声も聞かれた。

「MLB各球団はロックアウトを解除したばかり。獲得交渉が大幅に遅延しており、『待てない』と判断した選手がこれから日本球界に急接近する可能性はあります」(現地ライター)

 巨人が「8人目の外国人選手を獲る」の情報は消えていない。

(スポーツライター・飯山満)

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