「唾吐きバイトテロ」に懲役18年求刑…トルコの制裁が凄すぎる

 トルコの検察当局がいわゆる“バイトテロ“を行ったピザ配達員に対し、最大懲役18年を求刑したことが分かった。

 2017年、トルコ北西部イスキシヒルにおいて、ピザ屋のアルバイト従業員だった男性は配達先のアパート敷地内で、客が注文したピザに唾を吐きかけていたことが監視カメラによって発覚。“人の生命に危険を与えた罪“として最大15年、加えて“ピザ店の財産を損なった罪“として最大3年、合計で最大18年の求刑になったという。

 近年、日本でも社会問題化していたアルバイト従業員による厨房内での“おふざけ動画“や“バイトテロ“の事例があるが、この男性も唾を吐く様子を自撮りし、動画に収めていたとも報じられ、トルコの司法当局としては最大18年という厳罰を求刑することで頻発する“バイトテロ“の抑制を図る狙いがあるようだ。

「このニュースを報じた『読売新聞オンライン』によれば、トルコでは重罪のテロ関与罪を犯した場合でも、その懲役は最大15年だとし、今回の“バイトテロ“に最大18年とテロ関与罪以上の求刑をしたことは大きな話題となっています。日本では大手回転寿司チェーン店の従業員が魚の切り身をふざけてゴミ箱に入れる動画や、牛丼チェーン店のアルバイト男性が股間部分に調理器具をあてがう動画などが炎上しましたが、さすがに18年もの懲役求刑をされることはまずあり得ませんし、ほとんどの場合は解雇や損害賠償の請求程度でしょう。SNSでは今回のトルコのバイトテロ厳罰について『良い抑止力になる。日本でも厳罰化すれば良い』『日本もこれくらいすれば少しは減ると思う』『拍手喝采!!』との声から、『ピザに唾吐いただけで求刑18年とかこっわ』『日本とはレベルが違いすぎる』『おっかね』などと求刑の大きさに驚く反応もありました」(テレビ誌ライター)

 もちろん、増加の一途を辿り、社会問題化が進んでいた中での止むに止まれぬ状況下での厳罰化ではあるが、まさかピザ屋のバイト店員も自身の“バイトテロ“が実際のテロへの関与以上の求刑を受けるとは想像だにしていなかっただろう。

(木村慎吾)

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