嵐「解散コンサート」のとばっちりを防ぐ、出張族必須の「ホテル難民」対策!

 国民的アイドルグループ「嵐」が、2026年春にグループを解散することを発表し、同時期に予定されるコンサートツアーに向け、ファンの注目度が一気に高まっている。

 一部ファンの間では、「日程を手帳に書き留めておかないとホテルや航空券、新幹線が取れなくなる」との「注意喚起」が飛び交っているが、過去の事例がその懸念に説得力を与えている。

 2018年11月から2019年12月にかけて行われたデビュー20周年記念ツアー「ARASHI Anniversary Tour 5×20」では、ツアー発表直後から各地のホテルで満室が相次ぎ、新幹線や航空機も早々に予約枠が埋まってしまった。特に札幌ドーム公演では、半年前には宿泊施設がほぼ満員となり、旅行サイトの代行サービスで高額な手数料が発生したほどだった。また、SMAPが行ったラストコンサートでは、開催地のホテルが数カ月前から予約困難となり、チケットを持っていても宿が確保できないというファンの悲鳴が響き渡った。

 では、こうした悲劇を繰り返さないために、今回はどんな手段を講じれば良いのか。

「とにかく、公式サイトで日程発表があり次第、JRの『えきねっと』や、旅行代理店の先行予約、クレジットカード付帯の旅行特典など、早期予約サービスを最大限に活用すること。航空券や新幹線の往復チケットはパッケージプランで確保すると良いでしょう」(旅行代理店関係者)

 また、嵐とは何の関係のない人も「被害」を受けないよう、注意したい。特に結婚式やイベントなどで遠出する場合や、仕事上の出張など、コンサートと日程や場所が重なってしまうと、ホテルの予約が取れなくなる可能性が高くなる。

 急な出張でも、当該地から少し離れた周辺都市での宿泊や、ゲストハウス、民泊、車中泊などを利用する方法もある。「ホテル難民」にならないためにも、複数案を同時並行で検討し、可能な限り早めに行動することが肝心だろう。

(ケン高田)

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