木村拓哉、元日にYouTuberデビューも「期待外れの船出」となったワケ

 元日、ユーチューブチャンネルを開設した木村拓哉。大物スターの最後の進出と言われたが、3日昼時点の登録者数は4.7万人止まり。4日以降は急激に伸ばして8日21時の段階で20.8万人と〝銀の盾〟の条件をクリアしたところはさすがだが、とはいえ19年10月開設の嵐はわずか28時間、同年12月開設のSnow Manは8日でそれぞれ100万人を突破しており、それに比べると、やや見劣りする船出となっている。

 現時点で配信されているのは、1分24秒と15分42秒の動画、それに2本のショート動画だけだが、1本目のサムネイルには「KIMURA SAAAAN!」の文字。これは18年から昨年3月までGYAO!で配信されていた彼のネット冠番組「木村さ~~ん!」のロゴと同じで、おそらく純粋な個人チャンネルというより、同番組のユーチューブ版というテイストのようだ。

 エンタメ誌ライターが状況を話す。

「1日夕方に能登半島地震、2日夕方には羽田空港でのJAL機着陸炎上事故があり、世間の話題はそちらで持ち切りだったため、最初の3日間は思ったほど伸びませんでした」(エンタメ誌ライター)

 木村といえば、ジャニーズ性加害騒動の影響でCMが次々放送中止に。さらに新規のドラマなどの仕事が白紙になったと報道され、自身のSNSの投稿をめぐって世間から厳しい批判に晒されたことも記憶に新しい。

「その影響もあったでしょうが、そもそも元SMAPで6年前にユーチューブ開設した『新しい地図』の草彅剛、香取慎吾も、登録者はそれぞれ107万人と48万人。十分成功の部類ですが、アイドル時代と違って動画配信の世界ではトップには程遠い状況です。木村が今後登録者を伸ばしても、彼らと同程度に留まるのではないでしょうか」(同)

 1日放送の「さんタク」(フジテレビ系)では共演の明石家さんまからユーチューバーとして活動する意向はあるかと聞かれ、「ありだなとは思っています」と言葉を濁していた木村。結果的にこれでチャンスを逃した、とみるのは先のエンタメ誌ライターだ。

「放送日の同日にチャンネルを開設しているわけですからPRしなかったのは実にもったいない。ユーチューブにあまり積極的でなく、テレビ同様にスタッフ任せで自分は演者に徹していると言っているようなものです」

 登録者を爆発的に増やす方法は、元SMAPメンバーとのコラボ動画しかないだろう。

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