遠藤航がリバプールで「クローザー」役を完璧に果たす「大谷翔平並みの評価」

 世界最高峰のサッカーリーグ、イングランド1部・プレミアリーグで、リバプールが5季ぶり2度目の栄冠を手にした。国内トップリーグでは、マンチェスター・ユナイテッドに並ぶ20度目の優勝を飾った。

「25勝7分け2敗の、まさに独走でした。これを支えたのが、日本代表主将の遠藤航です」(サッカー担当記者)

 今季は一度も先発出場はなく、リードしている試合の後半終了間際に出場し、しっかりと勝ち切る“クローザー”の役目を完璧に果たした。

「本職のボランチはもとより、センターバックだけでなく、優勝を決めた試合では右サイドバックにも入りました。日本人でプレミアリーグ優勝を経験したのは遠藤が5人目ですが、戦力として活躍したのは香川真司(2012-13年シーズン)、岡崎慎司(15-16年シーズン)に次ぎ3人目。控え選手として存在感を見せたのは、遠藤が初めてです」(別のサッカー担当記者)

 遠藤がクローザーの役割を担うようになったのは、2季目となる今季からだ。リバプールでは「レギュラー出場は確約できないが、移籍してほしくない一番の選手」と評価されている。野球よりもサッカーがメジャーな欧州において、今季の遠藤は、MLBの大谷翔平と並び、「日本人選手の価値」を格段に高めたシーズンとなった。

(小田龍司)

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