大阪市立自然史博物館の「貝に沼る展」グッズが爆売れ!話題の風呂敷とは?

 現在「大阪市立自然史博物館」で開催中(2月22日~5月6日)の特別展「貝に沼る―日本の貝類学研究300年史―」の関連グッズが異例のヒットとなっているという。

 そのグッズは「『貝千種(かいちぐさ)』風呂敷」。日本の近代貝類学の発展に貢献した平瀬與一郎氏が刊行した「貝千種」は多色木版画を和装した美しい貝類図鑑だが、同図鑑に掲載された全400種の貝をプリントした大判の風呂敷だ。(サイズは1メートル×1メートル)。今回、美術専門出版業の芸艸堂(うんそうどう)と大阪市立自然史博物館がコラボして制作したという。

 この風呂敷が予想外の売れ行きを見せ、ネットショップでの販売を一時停止。そのため追加生産が行われ、4月1日からネットショップでの販売を再開したものの、こちらも完売。今は博物館内のミュージアムショップでしか購入できない状態だ。

「同館のオリジナルグッズ販売でここまで反響があったのは初めてだとか。カラープリントが美しく、価格は6270円(税込)となかなかの値段ながらも、1万円には届かないところが絶妙という見方もあります」(情報誌編集者)

 Xには、この風呂敷をゲットするために現地を訪れ、展示を見て「沼った」という来場者の投稿も見られる。それだけ貝には魅了されるものがあるということだ。

(鈴木十朗)

※写真はイメージ

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