二所ノ関部屋「乱痴気騒動」で揺れる相撲協会に 元大関・貴闘力がトドメの一撃!

 二所ノ関部屋の弟子らが未成年飲酒や乱痴気騒ぎしていた動画が世間を騒がせる中、元貴闘力のYouTubeチャンネル「貴闘力部屋」が思わぬ「爆弾」を投下した。

 貴闘力は3月1日、「【千代大海】反社との繋がりを なぜ相撲協会はスルーするのか?」のタイトルで動画を投稿。映像は元小結の千代大龍をゲストに迎えてスタートした。

 貴闘力は10年ほど前に千代大海のマネージャーが反社の人間だったと暴露。「10年前だったからといって、(指で頬を切る仕草)コレの人間がマネージャーやってるって許せる? アウトでしょ」と声を荒らげると、千代大龍も「守りたい。表に出したくない。相撲界の名前を汚したくないという考えが強いんじゃないですか」と、角界の隠蔽体質を指摘。「問題だよね!なんで表に出さないの?相撲協会は」と貴闘力の怒りは最後まで収まらなかった。

 元千代大海の九重親方を巡っては今年1月、元タニマチの不動産会社社長が「もう耐えられない」と、一部週刊誌に九重親方の「闇カジノ通い」を暴露しており、一晩で200万円から300万円もの大金が動くレートでの麻雀をしていたとも語っている。

 ここ最近、各界では九重親方の問題だけでなく、冒頭に記した元横綱・稀勢の里が率いる二所ノ関部屋の未成年飲酒、追手風部屋の人気力士・翔猿による付け人へのパワハラ、元時津風親方の駐車禁止除外標章不正使用など、次から次へと不祥事が発覚しており、八角理事長への不信感が高まっている。

 1日には大阪市内で新弟子検査が行われ、34人が受検した。1973年以降最少だった昨年を7人上回り、関係者を喜ばせたものの、新弟子の数は年々右肩下がりを続けている。このまま不祥事があちこちから飛び出すような状況が続けば、相撲を志す若者だけでなく、ファンからも見放されてしまうだろう。

(ケン高田)

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