店舗は静岡県内にしかないが、メディアにたびたび取り上げられ、名物「げんこつハンバーグ」は全国区の人気と知名度を誇るレストラン「さわやか」。
同様にハンバーグを売りにしたローカル店は複数存在する。例えば、北海道のチェーン「ヴィクトリアステーション」も28店舗すべてが道内。ハンバーグとステーキを中心としたメニュー構成も似ている。
看板メニューの「大俵ハンバーグ」を実際に食べたが、肉汁が飛び跳ねるほどの熱々の状態で提供される。しかも、焼き台もあるので常に焼き立てのハンバーグを食べることができ、セットメニューはライスとスープ、カレーのおかわりが自由。さらにサラダバーもあり、ゼリーなどのデザート類も取り放題だ。さわやかのげんこつハンバーグも絶品で何度でも食べたくなるが、コスパを考えるとヴィクトリアステーションがやや優勢か。
そんな同チェーンは「すき家」や「はま寿司」などを運営する外食大手ゼンショーHDグループの傘下。実は、姉妹チェーンの「ビッグボーイ」とほぼ同じメニューとなっており、ヴィクトリアステーションのオリジナルというわけではないようだ。
ハンバーグが人気のローカルチェーンは、他にも「フライングガーデン」(北関東など)の「爆弾ハンバーグ」、「ハングリータイガー」(神奈川など)の「オリジナルハンバーグステーキ」、「さる?ん」(新潟)の「カミナリハンバーグ」、「ミスター・パーク」(西日本など)の「焼き立てハンバーグ」も地元では熱い支持を受けているが、いずれも食べたことがあるがその評判に偽りはなし。たかがチェーンと侮れば恥をかくほどの美味さだ。
旅行や出張の際、その土地ならではの料理も捨て難いが、ローカルチェーンの名物ハンバーグというのも案外悪くないはず。食べ比べてみるのも面白そうだ。
※写真は「ヴィクトリアステーション」の大俵ハンバーグ
(トシタカマサ)