「さわやか」で有名なハンバーグだけではない!静岡県民に愛される絶品餃子

 静岡のローカル飲食チェーンといえば、今や全国区の知名度なったハンバーグレストランの「さわやか」が有名。全国の都道府県庁所在地と政令指定都市を対象とした総務省「家計調査」によると、24年における1世帯あたりのハンバーグの年間支出額は静岡市(3010円)が1位で、浜松市(2689円)が2位と県内の2大都市が上位を独占している。

 ただし、静岡の県民食はこれだけではない。同調査では、餃子の支出額が24年1位だったのは浜松市(4066円)。しかも、過去10年間で7度1位に輝いている。そんな静岡には地元民から愛されるローカル餃子チェーンがいくつか存在する。なかでも有名なのが、県内を中心に47店舗展開する「五味八珍」だ。

 あえて粗刻みしたキャベツのシャキシャキという歯ごたえと甘みが特徴。ただし、野菜餃子というわけではなく、餡は肉多めで豚肉の旨味をしっかり感じる。しかも、標準サイズより小ぶりなので何個でもペロッと平らげてしまえる。

 特に同店が“浜松餃子の日”とする毎月8~14日は、通常715円(税込)の12個入りを605円(同)で提供しているのでお得だ。

 一方、そんな静岡県でも富士市や三島市をはじめ、県内東部などに13店舗展開する「餃子の一番亭」も人気のローカルチェーンのひとつ。5個入りの「小ぎょうざ」は440円(同)で、他に中(10個)、大(15個)、特盛(20個)がある。

 餃子は毎朝手仕込みで、1つずつ手包み。薄くてもちもちした皮、餡は野菜多めでとってもジューシーに仕上がっている。

 なお、全国展開する「餃子の王将」は静岡県にわずか4店舗、「大阪王将」も3店舗しかなく他県ほどの勢いはない。その背景には個人店舗のほかに、こうした強力なローカル餃子チェーンの存在も大きいはずだ。

※写真は「餃子の一番亭」の「中ぎょうざ」

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