竹内由恵、大野智…パン屋を夢見る有名人を待ち受ける厳しい現実

 元テレビ朝日アナウンサーの竹内由恵の夢は、残念ながら実現するのは楽ではなさそうだ。9月27日放送のニュース番組「報道ステーション」(同局系)をもって竹内アナは同番組を卒業したが、その際、「老後はパン屋さん……」と語っていたのだが……。

 10月17日発売の「週刊新潮」によると、竹内は今年3月に同学年で静岡在住の男性医師と結婚し、9月末で同局を退社。同誌が、静岡に転居したばかりの竹内を直撃、“パン屋”の件を問いただすと、「パン屋の話はふわっとした夢でして、今すぐにではなく、老後とか遠い将来に描いているものなんです」との回答が返ってきたという。この返答を見る限り、リアリティに乏しい気がする。

 パン屋を開く夢を見ている有名人がもう1人いた。

「嵐のリーダー・大野智です。以前から大野は『パン屋になりたい』という願望を話しており、今年1月28日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)でもキャスターの羽鳥慎一が、大野の将来の夢はパン屋であることを明かしていました。嵐は2020年末で活動を休止することを発表。その際、大野は『自由な生活をしたい』と語っていましたが、ファンの間では、それがパン屋ではないかと盛り上がっていました」(芸能記者)

 パン屋というと、明るく楽しいイメージがあり、将来やってみたいという気にもなる。ところが、現実は厳しいようだ。

「パン屋の朝は早く、夜は深酒できず、早寝しなければ体は持ちません。製造中は、パンを焼くオーブンの熱がものすごく、夏場は特に地獄です。販売スタッフも、いろいろなパンの種類を覚えなければならず、ずっと立ちっぱなし。足のむくみを訴える女性スタッフも少なくありません」(求人誌関係者)

 仮に仕事をこなせても経営は大変そうだ。

「NTTのタウンページデータベースによると、全国のパン店の登録件数は右肩下がり。2007年に1万3212件あったものが、2016年には1万1326件と15%近く減少しています。近年はパンを売るカフェチェーンが地方駅まで進出し、コンビニのパンの充実もあって、地元のパン屋さんが店を閉めざるをえないというケースも聞きます。もちろん新規出店もありますが、閉店数がそれを上回っている状況です」(同前)

 大野はともかく、竹内が老後にのんびりとできる仕事ではなさそうだ。

(石田英明)

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