故ジャニー喜多川氏元社長による性加害問題で揺れ動くジャニーズ事務所。東京港区にある本社にも異変が起きた。
9月13日配信の「スポニチアネックス」が、本社入口のロビーに展示していたジャニー氏の大きな肖像画が取り外されていたことを報じた。記事では、〝これもジャニーさん断ちの表れ〟と話した事務所関係者のコメントを紹介。芸能界で生き残るためには、ジャニー氏と距離を置くことが大前提と考えた事務所の決断だろう。
この肖像画は、嵐の大野智が2020年9月から開いた作品展に展示された作品の1つである「ジャニーさん」。縦2m27cm、横1m62cmの大作で、ジャニー氏がカラフルに描かれている。大野は「正直、ずっと見ていても飽きないんだよ。(19年7月に亡くなった)ジャニーさんに見てほしかったなぁ〜!」とコメントを寄せていた。
実は、ジャニー氏の肖像画は事務所ロビー以外にもある。KAT-TUNの亀梨和也の自宅だ。亀梨は自身がパーソナリティを務める22年7月9日放送のラジオ番組「KAT-TUN 亀梨和也のHANG OUT」(NACK5)に出演。同日がジャニー氏の命日であったことから、関連エピソードを語った。亀梨は以前、大野から自身の肖像画を贈られていた。大野は20年に個展を開催したが、それに展示するため、亀梨は大野に描いてもらった肖像画を貸したという。そのお礼として、大野からジャニー氏の肖像画の小さいサイズをもらったといい、「玄関に飾らせてもらって」と告白。亀梨は「毎日、ジャニーさんに言っています。『じゃあ、行ってくるね』と」と、玄関のジャニー氏の絵に向けて挨拶していることを明かしたのだ。
「亀梨は主演映画『怪物の木こり』が12月1日に公開されます。公開を前にして、ジャニー氏の性加害問題の余波を受けるのは避けたいところでしょう。自宅玄関にジャニー氏の肖像画を飾ってあることはラジオを通じて公開しているので、変な噂が立つ前に何らかの発表があるかもしれません」(スポーツ紙芸能デスク)
ジャニー氏の絵が踏み絵となりそうだ。
(石田英明)