A 補償不要の年俸でCランクの十亀剣(31)も含め、また西武は草刈り場か。
B 仮に補償があっても、楽天に獲られると結局、金銭補償になってしまうんだ。あそこはプロテクトされると残った面々に獲りたい選手が残らないからな(笑)。
─秋山同様に、広島の菊池涼介(29)も国内が濃厚なのでしょうか。
A 秋山も菊池も11月に開催される「プレミア12」に選出されている。稲葉監督は「20年の五輪に出場するメンバーの選考を兼ねている」と話していたけど、来季メジャー行きを表明した筒香嘉智(27)はハナから辞退していた。
E 反対にプレミア12に選ばれているってことは、20年シーズンも日本球界に残っている意思表示でもあるわけだ。
A 菊池は巨人が獲りたがっているようだね。本人はメジャーに行きたがっているようだけど、現実は秋山よりも厳しいって。
C 確かに守備はピカイチですけど、打撃は通用しないと言われています。
B 巨人は長年、セカンドが固定できてない。今シーズン、吉川尚輝(24)が定着しかけたけど、腰にバクダンを抱えていて、早々に離脱したよね。
A 原辰徳監督(61)はすでに吉川のセカンドには見切りをつけている面もあって、外野へのコンバートが既定路線かも。打撃と足はいいものを持っているからね。
D 坂本勇人(30)よりもショートの守備に定評があっただけに、外野での起用は残念でなりません。
B その坂本も体の負担を考えてショートからサードにコンバートする構想が出ている。そこで浮上してきたのが、ロッテの鈴木大地(30)獲りだよ。
A 大地には獲得に向けて調査中の球団がいくつもある。内野は全部守れるし、外野もこなせる。セカンドが固定できていない巨人、中日、オリックス、DeNAが狙っている。
B 大地は中日の線も濃いと聞く。伊東ヘッドは大地の2年目にロッテの指揮官となり、レギュラーに起用してくれていたので「伊東さんには感謝してもしきれないほど」と言っている。
C 井口資仁監督(44)になって、鳥越裕介ヘッド(48)の差し金でレギュラーを剥奪されました。サードに回ってからも、レアード(32)を持ってこられて追いやられた。球団内には「まるで嫌がらせだ」との声もあります。伊東さんが声をかけたら断れないでしょう。
A 反対に井口の恩恵を受けそうなのは鳥谷敬(38)だな。本人はセ・リーグを希望しているようだけど、大地がいなくなる穴を鳥谷で埋める可能性は十分ある。
C 現役時代、井口、鳥谷の2人はオフのトレーニングを一緒にする昵懇の仲でしたからね。
D さらに阪神時代のチームメイトの今岡真訪(45)が2軍監督として在籍しています。鳥谷と同じタイミングで阪神を退団する掛布雅之SEA(64)も千葉県出身で、過去にロッテの監督候補にもリストアップされていたほど。
A ロッテは大村巌1軍打撃コーチ(50)が退団したばかり。そのポストに鳥谷や掛布SEAが就く可能性も大いにあり得るよ。