「レフトってのもあるだろう」巨人・阿部監督が岡本和真をたらい回しにする“坂本勇人びいき”の危うさ

 巨人の坂本勇人の1軍昇格が波紋を呼んでいる。坂本が極度の打撃不振により登録抹消されたのは6月26日。この間、イースタン・リーグでは対オイシックス3連戦で2番・DHで出場したが、6打数無安打2四球とノーヒットだったにもかかわらず、7月12日には1軍復帰。わずか16日での昇格となった。

「一方で巨人は、12日にロッキーズ3A(アルバカーキ)からFAでココ・モンテス内野手を獲得している。内野であればどこでも守れるという触れ込みですが、本職は遊撃。いずれにせよシーズン途中に2人目の助っ人獲得というのは異例ですよ」(前出・記者)

 阿部慎之助監督も右打者のモンテスについて「逆方向(ライト)にも打てる」とチェックは完了済み。主力として起用する気満々のようだが、気になるのは阿部監督が坂本の起用を前提としている点だ。

「2人の師弟関係の絆は巨人の関係者なら知らない者はいない。今回、坂本が2軍調整でノーヒットにもかかわらず昇格させているのもその証です。12日に即スタメン起用し、この日は4打数無安打。その後はベンチ要員で状態が上がっていないことは明白ですが、頃合いを見て先発出場させるでしょうね」(前出・記者)

 となると、守備でたらい回しとなるのが4番で主将の岡本和真だ。

「遊撃が本職のモンテスを獲得したということは、坂本が再び遊撃という可能性は極めて低い。現在、坂本が下がっていることで三塁を守る岡本ですが、坂本が三塁に戻ればもともと坂本の三塁コンバートにより回されていた一塁に入るところではあるものの、今は大城卓三がいる。結局、阿部監督も『和真のレフトってのもあるだろう』などと示唆しているように、左翼へのコンバートしか選択がなくなるわけです。岡本からすれば、坂本一人のために何だかなあの心境でしょう」(別の夕刊紙記者)

 このオフにはメジャー移籍が噂されている岡本。前任者の原辰徳氏に続き、坂本への忖度を続ける阿部監督の采配には危険な香りしかしない。

(小田龍司)

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