ラグビーW杯が拍車!?「インフルエンザ」が最速、大流行の兆し 

 いま、季節外れのインフルエンザが流行している。
 
 一説には、ラグビーW杯で各国のファンが大挙して来日していることも影響していると言われるが、今後の本格的なシーズンを迎える当たり、例年以上の警戒が必要のようだ。
 
「現在は、気温が一時的に下がっても、また数日後には汗ばむほど上昇するなど、気候が安定しない状況が続いています。11月になれば20℃を下回るのが常ですが、亜熱帯化により12月になっても25℃前後まで上がる日があってもおかしくない。そうなると当然、寒くも暑くもエアコンを使用する環境が増えますが、これで室内の乾燥が進み、インフルエンザがますます蔓延する原因となるのです」(医療関係者)

 厚労省の調査によれば、9月30日から10月6日までの1週間において、全国5000カ所の定点医療機関を受診した患者数は4889人。1医療機関にあてはめると0.99人となっており、“流行入り”とみなされる“1”まであとわずかの状況だ。

「ちなみに東京都ではその値が“1”を超えており、広がりも2カ月近く早いことから、流行りの“型”も含めて実態の把握が出来ていないというのが現状です。対策としては乾燥しがちな部屋の加湿に加え、やはり今年、来年のような外国人が大挙して訪れる状況のなか、必要以上に人の集まるところには出向かないこと、マスク着用を徹底することが挙げられます」(前出・医療関係者)

 流行の条件が全て揃っていることを肝に銘じておこう。

(蓮見茂)

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