「この番組を観ている人はSNSやっていない」斎藤元彦氏の再選で石原良純が放った暴論

 タレントの石原良純が11月18日、月曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。そこでの発言が視聴者から大ヒンシュクを買った。

 番組では、17日に投開票された兵庫県知事選で前職の斎藤元彦氏が当選したことを特集。パワハラ疑惑などが文書で告発された問題で県議会から全会一致で不信任決議を受けて失職したが、県知事選では約400人の投稿スタッフがSNSでPRを展開。9月末で7万人だったXのフォロワーは現在は21万人を超え、斎藤氏の影響力は今も拡大している。

 良純は「(投票率が)SNSによって増えるということはいいこと」と前置きしたうえで、「ただSNSは主張を通すものだけではなく、どちらかというとデマであったり、相手を中傷するネガティブキャンペーンを張るということは日本の文化の中にはなかった」とSNSの内容には苦言を呈した。今後、SNSと選挙の関わり方については「どういう規制というかね、どういうワードを削除とか、XだったらXなりのセーフティをかけなければいけない」と、規制が必要であると持論を展開。そして、「おそらくこのテレビを観ている人はSNSをほとんどやっていない」としたのである。

 良純の発言を聞いた同番組の視聴者は《あたかもSNSの情報が嘘!みたいな発言。斎藤さんに投票した兵庫県民をバカにしているのか》《SNSに規制って、ロシアか中国かよ》《これを観ている人はSNSをやってないw 自らオワコンって言っちゃたよ》《朝、昼の情報番組を観ている人もSNSを活用していますよ》《いやいや、70、80代もXやっていますよ、良純さん》などとSNS上で不満を爆発させた。

「SNSに規制が必要とする発言は、あたかも斎藤氏の陣営のSNSに問題があったとも受け取れます。また、一般的にSNSの情報の中にはデマもありますが、全てをデマ扱いにするかのような発言は正確性に欠ける。さらに朝の情報番組では『モーニングショー』に関するコメントが最も多くSNS上に上がっていることから、番組視聴者のほとんどがSNSをやっていないという発言は根拠に乏しいと言わざるを得ません」(テレビ誌ライター)

 規制が必要なのは良純のコメントのほうか。

(石田英明)

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