タレントの石原良純が1月6日、月曜コメンテーターを務める「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)に出演。青森県の記録的な大雪を見て、「日本の原風景の1つ」などと表現し、ネット上で大ヒンシュクを買った。
番組では、年末年始に記録的な大雪に見舞われた青森県の被害状況を伝えた。雪で車が埋もれた青森空港の駐車場、雪の重みで少なくとも14本の木が倒れたという弘前公園などの様子が映し出された。
大規模な豪雪被害に遭った青森県の状況を見て、良純は「本当に無責任なことを言わせてもらうと」と前置きし、「僕ら都会、東京に住んでいると雪国の景色は日本の原風景の1つという気がする。大雪に見舞われている話題がいつまで続くのかなと。温暖化が進んでいくと、こういう景色がどんどん減っていくのかなと思う。暮らしているみなさんのご苦労を思えば大変だと思うけど」と持論を展開したのだった。
「原風景」とは、人の心の奥にある懐かしい風景のこと。人によって原風景は違ってくるが、雪景色を想像する人がいても不思議ではない。しかし、美しい雪景色と大雪の被害に見舞われた状況は別モノ。そのためネット上でも《大雪で大変な思いをしている人は原風景どころじゃないと思うけど》《みんな苦労されている話の中で余計なことを言わなくてもいい》などと厳しいコメントが上がった。
「2022年9月放送の同番組でも、良純は災害を肯定するかのような発言をしていました。北海道の長万部町で激しい水柱が発生し、周辺住民は水柱による騒音に悩まされていました。ようやく水の噴出が止まったのですが、良純は『僕ら、外から見ている人間はちょっと寂しいような気もして』と水柱が収まったことに惜別の情を述べ、ネット上で大炎上しています。大雪も水柱も映像で見ている分には楽しいと言わんばかりの発言で、現地の人に寄り添った言葉ではありません」(テレビ誌ライター)
「本当に無責任なことを言わせてもらうと」「暮らしているみなさんのご苦労を思えば大変だと思うけど」などといった“断り”は、あまり効果がなかったようだ。
(石田英明)