株式会社アトムが運営する外食チェーン「本格焼肉 カルビ大将」が11月11日から行っているキャンペーンが、一部の男性ユーザーから反発を受けて、SNS上でプチ炎上している。
同店は11月11日から11月15日の5日間、アプリ会員限定で一部の食べ放題コースが半額となるキャンペーンを実施。黒毛和牛や牛タン塩を堪能できる「至福コース」は、通常4780円+税での提供となっているが、期間中は2390円+税で味わうことができるというお得さだ。ただし、対象は大人女性のみ。キャンペーン初日、「カルビ大将」の公式Xは「今週の平日は女性がオ・ト・ク♪」というコメントと共にキャンペーン情報をポストしたが、この投稿には多くの男性ユーザーから批判のコメントが殺到してしまった。
「女性半額」といえば、今年9月に大手焼肉チェーンの「牛角」が女性限定の半額キャンペーンを実施し、SNS上で《男性差別だ》《女性優遇企業にウンザリ》などの批判が殺到。男性Xユーザーらが不買運動を働きかけるなどの炎上騒動に発展したことが記憶に新しい。男女でサービスに差をつけることに反発する声が高まる中で、「カルビ大将」が同じ轍を踏んだような形だが…。
「今回炎上した『カルビ大将』を運営する株式会社アトムは、『牛角』のコロワイドグループの傘下企業であるため、ユーザーからは《またかよ》という反応も多いです。さらに、『牛角』の女性半額キャンペーンは、9月7日に開催された『TOKYO GIRLS COLLECTION』(以下TGC)への出展を記念して開催されたキャンペーンであり、《TGCとのコラボ企画なら対象が女性でも仕方がない・・・》と、憤りを鎮めたユーザーもいましたが、今回の『カルビ大将』の女性半額キャンペーンにはその大義名分がありません。そういった背景から、X上では《今回はTGCとか関係なく純粋な性差別やん》《男性差別商法今すぐやめろ!》《牛角があれだけ炎上したのに、なぜまた同じ過ちを繰り返す?》《女性優遇しまくりのキショい企業だな》など、男性ユーザーは怒り心頭の様子です」(メディア誌ライター)
半額の恩恵を受けない男性ユーザーからは総スカンを食らうものの、「牛角」が行った女性半額キャンペーンが家族連れやカップル需要をしっかりキャッチし、連日満席続きの大好評を収めたのは事実。大炎上でキャンペーンの認知度が広まったのを逆手に、今後もこういったキャンペーンを連発するかもしれない。
(浜野ふみ)