「牛角」購入者殺到で終了したサブスク再開に「劣化しすぎ!」の大ブーイング

 3月2日、焼肉チェーン「牛角」を運営するレインズインターナショナルが、人気のあまり販売を中止していたサブスクリプションサービスの試験販売を再開させると発表した。しかし、販売中止前とは大きくサービス内容が変更されており、落胆の声も相次いでいる。

「昨年の11月29日から試験販売された『焼き肉食べ放題PASS』は、月額1万1000円で通常3480円の『牛角コース』が食べ放題になるというサブスクで、月に3回利用すれば元が取れると話題になり購入者が殺到。対象店舗は予約で埋まってしまい、PASSを持っていても店に入れないなどトラブルが続出したことで、急遽販売を中止していました。今回のサブスクは前回の反省を踏まえて食べ放題を廃止し、販売数や利用できる時間も平日早遅(平日18時までの来店、または22時以降の来店で利用可など)や、さらに5店舗に限定など、かなり制限されたものとなっているんです」(グルメライター)

 牛角が新たに試験販売を再開させるサブスクプランは、500g焼肉定食 =1万8700円、350g焼肉定食 =1万3200円、黒毛和牛定食=1万4300円、麺屋牛角(麺1杯+焼肉1品)= 1万1000円、5種人気焼肉盛り(サラダ、スープ付き) =1万1000円、種人気焼肉盛り(サラダ、スープ付き) =8800円、生ビール付き50種類以上飲み放題 =5500円の7種類。

 しかし、こうした新しいサブスクプランに対してネット上では、《食べ放題じゃないし、使える時間も決まってるし、値段は高いし、明らかな劣化版でガッカリ》《一番高いプランで前回より7000円以上高いのに、食べれる肉は500gまでか。誰が買うんだ?》《何で5店舗しかやらないの?もっと店舗数を増やした方が混み合わなくていいだろ》《調べてみたら、1プランの販売数が各店それぞれ1とか2とかめっちゃ少ないんだな。これって完売しましたアピールするためだけにやってるだけでは?》など厳しい意見が相次いでいる。

「あくまで試験販売とのことなので、あまりとやかく言うべきではないかもしれませんが、前回と比べてグレードが下がった感は否めませんね。新型コロナウイルスの問題もあって数量はかなり絞ったのかもしれませんが、インパクトに欠けるサブスクであることは間違いありません」(経営コンサルタント)

 やはり、飲食店のサブスクは難しいのかもしれない。

(小林洋三)

ビジネス