ウーバーイーツ「労組結成」報道により噴出した配達員の“悪質マナー”

 10月3日、宅配サービス、ウーバーイーツの配達員らが労働組合「ウーバーイーツユニオン」を結成したことを発表した。

 ウーバーイーツは、利用者が飲食店に注文すると、登録している配達員が店から発注を受けて商品を取りに行き、利用者まで配達するサービスを行っている。配達員はウーバー社を通じて飲食店と「業務委託契約」を結ぶ事業主という扱いとなる。そのため、自分の都合に合わせて働けるが、労働者を守る労災制度などは対象外となる。ウーバー社は、この10月から民間の保険を利用した補償制度を設けたが、組合側は今後、補償範囲の拡大を求めているという。

「この一件がネットに上がると、『個人事業主ならば個人で保険に入るはずでは』『ウーバーは使い捨てと思っているので配達員はもっと声を上げるべき』など、賛否が分かれている。しかし最も多い声は、配達員のマナーに関するもの。『信号無視、自立しない自転車をどこにでも停車、お店近くで喫煙、マナーの悪い方が多い気がします』『すごく丁寧な人もいるけど押し付けるように渡してくる人も』『スマホ片手運転や歩道をもの凄い勢いで走るとか、傍若無人』など、ウーバーイーツの労働環境以前に、ウーバーイーツの名前が入った大きなバッグを背負って、堂々と交通ルール違反をする配達員を疑問視する人が圧倒的に多いようです」(週刊誌記者)

 一部の配達員のマナー違反が、ギグワーカー全体のイメージを損なっているとしたら、なんとももったいない。

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