「青島は若手のままで…」織田裕二が「踊る」ではなく「世界陸上」復帰へのネット民の反応

 来年9月開催の「世界陸上東京2025」のスペシャルアンバサダーに俳優・織田裕二を起用することを10月5日に発表したTBS。織田は1997年アテネ大会から2022年オレゴン大会まで13大会連続でメインキャスターを務めた、いわば“世界陸上の顔”とも言える存在だ。

 昨年ハンガリーで行われたブタペスト大会では、江藤愛アナと石井大裕アナの同局の看板アナウンサー2人が総合司会を担当。しかし、ネット上では物足りなさを感じるコメントが溢れ、“織田ロス”を再認識させる結果となった。

「来年の世界陸上は、91年、07年に続く日本開催。しかも、東京で行われるのは34年ぶりで、20回目の記念大会とあって絶対に失敗は許されません。キャスターとアンバサダーで肩書きこそ違いますが、再登板に成功させたTBSはしてやったりでしょうね」(週刊誌記者)

 織田といえば、俳優としての代表作「踊る大捜査線」(フジテレビ系)の最初の連続ドラマ版が放送されたのは97年。彼が初めて世界陸上キャスターに起用されたのと同じ年だが、10月15日から公開のシリーズ最新作の映画「室井慎次 敗れざる者」の主演を務めるのは柳葉敏郎だ。

 室井は織田演じる青島俊作の盟友として警視庁では警視総監に次ぐ警視監の地位まで上り詰めたが、同作では警察退官後に故郷・秋田で余生を送っているところから始まるという。ただし、現時点では公式サイトのキャストには織田裕二の名前はない。

「これまで数多くのドラマ・映画が製作されたフジの看板シリーズですが、織田はスピンオフシリーズにはチョイ役での出演もありません。彼は演じる役や脚本へのこだわりが大変強い人物。今度の劇場版にも当初はオファーを出していながら、最終的には話がまとまらなかったと伝える一部報道もあります」(同)

 ネット上では2大会ぶりの世界陸上復帰が発表され、《楽しみが増えた!》など喜ぶ声が多く寄せられる一方、今回の「踊る―」への出演ナシには《“青島”は若手のままでいてほしい》といった納得の声も。いずれにせよ、俳優としての映像作品、スポーツ中継の違いはあるが、世界陸上も織田にとってはカテゴリーの枠を超えた踊るシリーズと並ぶ“代表作”となった。

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