夏の高校野球が慶応旋風で沸く中、ひっそり中継が始まった陸上世界選手権。「世界陸上」のタイトルでTBSが地上波、BS、CSで独占放送しているが、まだ日程序盤なのに「ネタがない」と関係者の嘆きが聞こえてくる。
「中継は8月19日から8月27日までハンガリーのブダペストから毎日放送されています。中継は現地映像に東京から音声をかぶせるオフチューブと、現地からと分かれていますが、何といっても今回からは経費削減で織田裕二、中井美穂の〝世陸コンビ〟が不在。一気に地味になってしまいました」(同局関係者)
振り返ると織田裕二がウサイン・ボルトの激走を見届けて「地球に生まれてよかったー!」と叫んだのはあまりにも有名。モノマネタレントの山本高広がネタにしてさらに話題を呼んだ。
「選手のほうも超目玉選手がいません。中・長距離選手の田中希実も美人アスリートとして注目されましたが、レースでは思ったよりも視聴率が伸びない。TBSは報道番組のスポーツコーナーでも大会前に連日、注目選手をクローズアップしましたが、視聴者の反応は薄く、早くも爆死が懸念されています」
赤坂の社屋では関係者が厳しい視聴率を眺める日々が続きそうだ。