高橋尚子の〝悪癖〞でTBS「世界陸上」が放送事故カウントダウン

 8月19日にハンガリー・ブダペストで開幕した世界陸上。日本で独占中継するTBSで、スペシャルキャスターを務めるのが高橋尚子(51)だ。引退から15年余り、この間にスポーツ報道の現場でキャリアを積んできただけに、語り口に不安はない。だが、ある〝悪癖〟に制作陣は戦々恐々だという。

「実はQちゃんって遅刻魔なんです」

 こう声を潜めて話すのはTBS関係者だ。現役時代、スタート前に音楽を聴いて踊ってみせたり、いささかマイペースすぎるのは周知の事実。そんな性格も手伝って、シドニー五輪女子マラソンで金メダルを獲得し、国民栄誉賞まで手にした。ただ、度を越した遅刻魔だというのだ。前出・TBS関係者が続ける。

「数年前に出身地である岐阜県のテレビ番組に出演した時のことです。この日はスタジオの入り時間になってもQちゃんが現れず、本人の携帯電話に着信を入れても応答がなかった。数分後にようやくつながったと思ったら、『すみません〜、シャワーを浴びていました』の一言。慌ててメイク係をQちゃんの宿泊先に向かわせたそうです」

 ところが、到着したメイク係の目の前に現れたのは、あられもない姿の高橋だった。

「髪の毛が濡れてボサボサで、バスローブを着たQちゃんが出てきたそうです。急いでメイクに取りかかろうにも、本人は呑気にルームサービスの朝ごはんをモグモグ。当然ながら、食事中にメイクはできない。結局、大幅に遅れてスタジオ入り。なぜかメイクさんがプロデューサーに怒られて、重い空気の中で収録したそうです」(前出・TBS関係者)

 世界陸上キャスターといえば、四半世紀にわたって務めてきた織田裕二(55)が思い浮かぶ。その織田に代わっての抜擢である。生中継に高橋が遅刻となれば、放送事故レベルの失態となる。他にも不安は残る。日本陸連関係者が耳打ちするには、

「カバンの中がグチャグチャで、仕事の資料から化粧品が散乱したような状態なんです。もともと整理整頓が苦手で、だからモノを紛失することが多い。今年2月にも遠征先から帰る途中、羽田空港でスマホを落としていますが、ハンガリーで電話がつながらないとなると致命的な結果になる可能性も‥‥」

 そんなQちゃんの〝足りない部分〟は長年のパートナーが支えている。

「内縁の夫兼マネージャーの西村孔氏です。基本的にはQちゃんの遠征に帯同して荷物持ちからスケジュール管理まで、すべてをサポートしています。大遅刻をかました岐阜には帯同していなかったようで、今回は彼がいるので大丈夫だと信じたいのですが‥‥」(前出・TBS関係者)

 世界陸上閉幕までの9日間を、Qちゃんは無事に完走できるのか。

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