6月が危ない!「人を襲うカラス」の見極めと身を守る方法

 歩行者がカラスに襲われる映像を情報番組などでよく見かける。6月はカラスに要注意の時期だそうだ。

「カラスは3~4月に産卵し、ヒナは6月にかけて巣立つのですが、この時期、親鳥は警戒心が強く、巣を守るために攻撃的になりやすいのです」(情報誌記者)

 都市部で見られるカラスにはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類がおり、人を襲うのは比較的ハシブトガラスのほうが多いとか。ハシブトガラスは名前の通り太いくちばしが特徴で街路樹の上や看板の裏などに巣を作るという。

 カラスによる攻撃に対応する手段にはどんなものがあるのか。

「まずは大きな樹木が密集する公園などは避ける。普段はカーカーと鳴くカラスですが、攻撃前にはカッカッと短く途切れた鳴き声を出したり、イラついた感じで枝をポキポキ折ったりするので、それに気づいたらその場を離れたほうがいいでしょう。また、カラスはだいたい背後からやってきて、頭をかすめたり、ケリを入れたり、つついたりするので、もし持っていれば傘をさして後頭部を隠す、あるいは両腕を挙げてバンザイのようなポーズを取ると、翼がひっかかる可能性があるので、カラスも攻撃を避けるようです」(同)

 外を歩くときは電線の上のカラスにも注意を払いたい。

(鈴木十朗)

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