お笑い芸人にとって「見た目」は武器か、それとも足かせか――。6月24日放送の読売テレビ「にけつッ!」で千原ジュニアとケンドーコバヤシが、自身の容姿をネタに笑いを交えつつ赤裸々トークを繰り広げた。
ジュニアは以前、ビートたけしと新宿でロケをした際、楽屋に使用した部屋があったホテルで、ウエディングングフォトを撮影している新郎新婦と親族に遭遇。たけしが気を利かせて新郎新婦の隣に立ち映り込むと、新郎新婦たちは大喜び。たけしは「おめでとうな」と言って立ち去ったという。
それを見たジュニアはいつか自分もやろう思い続け、これまで定宿で2度やってみたが、相手の反応が薄かったというエピソードを披露した。
それにケンコバは「フォルムの問題。愛くるしいとは程遠い」と指摘。ジュニアも「そうやな。自分で言うのもアレですが、この顔面とボディでよくお笑いの世界でここまでやってきたなと思う」と芸人としては不利な容姿について触れた。
一方、ふくよかな体型で顔の丸いケンコバは「俺なんかイージーな世界」と自己評価。ジュニアも「かなりの高得点、80点台」と認めたうえで、自身を指差し「6点やで」と採点して会場を笑わせた。
さらにケンコバは「僕もS級ランクではない。Aランクぐらい」と自身をランク付け。そこから2人は芸人として有利なボディや顔面を持つ人物を挙げていき、ナインティナイン岡村隆史、バナナマン日村勇紀、ハライチ澤部佑、出川哲朗、ウッチャンナンチャン内村光良、ダウンタウン浜田雅功を「S級」と評していた。
お笑い界では近年、人の容姿をイジるネタがルッキズムとして問題視されることが多かったが、逆に芸人にとっては、自分の容姿が視聴者に好かれやすいか否かというのは、人気を得るうえで大きな要素なのだろう。
(鈴木十朗)