セゾンカードが一部で「サービス手数料導入」使わず放置していた人は要注意

 クレディセゾンは一部のクレジットカードに、1年間カードを利用しなかった場合に発生する「カードサービス手数料」を新設すると発表した。年会費永年無料でカードを作り、そのまま放置している人は気づかぬ間に手数料が発生している可能性があるので要注意だ。

 同社によると「継続的なサービスご提供のため」手数料の導入を決めたという。対象となるのは3つのカードで、「セゾンカードインターナショナル」と「セゾンNEXTカード(AMEXブランド除く)」はそれぞれ1650円、「セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード」(旧ウォルマートカード セゾン)は2200円の手数料が発生する。

 カードサービス手数料は6月1日から適用され、カード入会月の1日から翌年の入会月の末日までに1円以上のカードショッピングもしくはキャッシング利用や支払いがなかった場合は手数料が発生し、翌々月の4日に登録口座から引き落とされるという。そのため、初回の請求は2025年の8月4日となる。

「年会費永年無料だったため何となくカードを作ってみたけど、結局はほとんど使うこともなく。ただ、解約手続きが面倒なので放置していて、有効期限が切れるタイミングで新しいものが送られてくる…という人もいると思いますが、今後は1年以上使わないと手数料が発生するので放置しておくのは危険です。セゾンカードインターナショナルは年会費永年無料となっているので、持っているだけならタダと思っていたら、実は手数料が発生していたなんてことにならないように、今後使う予定がないのであればすぐに解約手続きをしましょう」(経済ライター)

 クレディセゾンといえば、昨年「永久不滅ウォレット」のサービス終了を発表し、《永久不滅ではなかったのか…》と話題になったが、クレジットカードの年会費永年無料も(※別途手数料は発生します)となるのでご注意を。

(小林洋三)

マネー