Amazonの「代金引換」終了で改めて知っておきたい“クレカ持たない派”の支払い方法

 Amazonは6月6日より、商品を購入した際に「代金引換」での支払いが利用できなくなると発表した。「販売事業者様や購入者様の体験を向上するため」というが、以降はクレジットカードを持たない“現金派”ユーザーが買い物する場合、支払いはどうればいいのだろうか?

「現在、Amazonでは1商品につき税込330円の手数料を支払えば代引きでの購入が可能となっていますが、販売事業者向けの『セラーセントラル』のフォーラムにてサービス提供終了が告知されました。6月6日以降は、Amazonの直販だけでなくマーケットプレイスからの出品者のページでも自動的に代引きが利用できなくなるといいますが、『代金引換以外の支払い方法で引き続き商品を販売いただけます』と説明しています」(フリーライター)

 代引きが廃止される背景には、「商品送りつけ詐欺」が相次いでいることもあるとみられる。Amazonから代引き商品が送りつけられる被害は2019年頃から急増。書籍や衣服、靴、家電などが代引きで届けられ、身に覚えがない商品であるにも関わらず、金額が1000~3000円程度であることから返品対応をするのも煩わしく、泣き寝入りしてしまうケースも少なくないという。

「代引き廃止は“置き配”も一因でしょう。代金引換では本人が不在だと商品の受け渡しができず、再配達しなければならないという手間もありますからね。他のECサイトも続々と代引きを廃止しており、この流れは仕方のないことでしょう。ではクレジットカードを持たない方は今後どうすればいいか。コンビニ払いもしくはATM払いを利用するか、あとはギフトカードを購入しAmazonに登録して支払うことになります。ただ、今後もECサイトを通じてショッピングをするのであれば、よほどの理由がない限り、クレジットカードを作成することをオススメします」(ITジャーナリスト)

「Amazon Mastercard」など年会費無料で利用できるものもあるので、今回の代引き終了を機に検討してみてはいかがだろうか。

(小林洋三)

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