クレジットカードを使用する際、「このカードはお取り扱いできません」と店側から言われたことはないだろうか。多くは利用可能枠を超えていたり、利用合計金額が引き落とされていなかったりするなど、支払状況が原因であるケースが多い。
また、自身の「クレヒス（クレジットヒストリー）」などの関係からクレジットカードの新規発行が拒否されたり、利用ができなくなる可能性も考慮しなければならないことがある。
では、現在の自分の「信用情報」は一体どんな状況にあるのか、気になる人も多いのではないだろうか。実は、信用情報機関のシー・アイ・シー（CIC）では11月28日から、ユーザーの信用状況を指数化した「クレジット・ガイダンス」の提供をスタートさせている。情報を入手するためには、CICの公式Webサイトでインターネットか郵送による方法を選択、本人認証や本人確認書類などを提出し、それぞれ500円、1500円の手数料を支払うと開示される。ネットの場合は手続き後、その場で確認できるので、手間や時間はほとんどかからない。
マネー誌ライターが説明する。
「実際のスコアはPDFで表示され、個人の指数とその算出理由を確認することができます。指数は支払い状況や残高など客観的な取引事実に基づき『200～800』の3桁の数字で提供され、どのレンジにどのくらいの人数がいるかという分布状況もわかる。数値が高ければ高いほど、その人の信用状態が高いということになります。この指数はクレジット会社などによる与信審査にも利用されるため、新規のクレジットカードが作れなかった場合などには、確認してみるといいでしょう」
もし指数が低かった場合は、現在の自身の支払い状況や残高、クレジットカードの契約数などを見直してみてはいかがだろうか。
（ケン高田）
