メルカリで「キャンセル連発」の深刻トラブル!出品者は「もう疲れた」

 フリマアプリ「メルカリ」の取引で、キャンセルを巡るトラブルが発生し、SNS上で注目を集めている。

 ことの発端は、あるXユーザーの取引に関する投稿だった。このユーザーは、自称2児のママという購入者から代金の支払いを受け、商品を発送後に取引キャンセルの連絡を受けたといい、規約違反のためにこれを拒否。すると購入者は「キャンセル出来るまで申請続けます」と断固拒否し、「もし家族が受け取ってしまった場合には着払いにて返品致します」と連絡してきたという。

 と、ここまではよくあるトラブルのようにも思えるが、問題は購入者が何度も繰り返しキャンセル申請を連発したことだ。ユーザーはそのすべてに対応しなければならず、「もういいから もう疲れた 運営は金だけ返して そしてこのクソ客を永久BANしくれ それでfinish」(原文ママ)とイラ立ちを見せている。

 ネット売買に詳しいITライターが語る。

「メルカリでは『購入した商品を受け取らないこと』は迷惑行為にあたるため、購入者に受け取りを促しますが、相手が拒否をしたら今回のようなトラブルに発展しがちです。返品に関しては過去に高級ブランドバッグなどを購入し、ニセモノとすり替えて返却する手口が横行し、大きな問題になりました。出品者もかなりナーバスになっているようですが、もう少しシンプルに決着がつくシステムがあってもいいと思いますね」

 メルカリは購入側が手厚く保護されており、有利なシステムになっている。しかし今回のケースでは、すでに商品を発送済みで代金も受け取っているため、取引完了になると見られている。当事者間で無駄なやり取りをするよりも、運営に一任するのが正解といえるだろう。

(ケン高田)

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