元プロ野球選手・清原和博氏の長男で慶應大学4年の清原正吾が、5月8日に行われた東京六大学野球「慶大-立大」で一時逆転の適時二塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。
この日は父の和博氏がスタンドから観戦しており、父の前で会心のタイムリーを放った清原は、一塁側を指して「やってやったぞ、見たか!」とばかりに満面の笑みだった。
清原正吾は中学ではバレーボール、高校ではアメリカンフットボールに取り組み、大学入学を機に硬式野球にチャレンジ。3年秋までにリーグ戦通算9打席ながら、ここに来て急激に力を付けてきた。本人は就職活動をしておらず、どうやら父と同じプロ入りを目指しているようだ。
スポーツライターが語る。
「プロ入りが期待されている清原ですが、ここにきて西武が興味を示しているという話が聞こえてきます。プロとしての実力は未知数ですが、父親ゆずりのチャンスでの強さは魅力。ここ数年、西武は観客動員が落ちており、ファン離れが囁かれています。父の古巣に息子が入団したら、大いに盛り上がるでしょうね」
もっともプロの見立てでは、ドラフト指名があるとしたら「育成指名」が濃厚といわれており、本指名の可能性はいまのところ低そうだ。西武が清原の伸びしろとポテンシャルを高く評価すれば、下位指名もあるだろう。
近い将来、レオマークのユニフォームをまとった清原の姿が「再び」見られるかもしれない。
(ケン高田)