白鵬はウォッカ22本、貴ノ浪は1軒目で「1斗」力士の規格外“酒豪伝説”

 2023年9月、未成年の幕下力士と飲酒したとして日本相撲協会から厳重注意を受けた、二所ノ関部屋所属の幕内力士・大の里。一部メディアでは、後輩力士に酒を飲ませ、酔いつぶれる様子を見て笑っていたと報じられた。真偽のほどはさておき、力士の中には驚くほどの酒豪が何人もいた。

 元関脇の琴富士孝也さんが2020年5月に公開したYouTubeチャンネルで、自身が現役時代に見聞きした酒豪の話を明かした。〝サモアの怪人〟といわれた南海龍は差し入れのビール10ケース(1ケース24本)を夜から朝にかけて1人で飲み干したという。元大関の琴風は若い頃、一晩で5升5合(1升は1.8リットル、1合は180ミリリットル)飲み、わけがわからなくなり、所属する相撲部屋の前で肌着一丁のままで寝てしまったとか。

 相撲好きで知られるタレントの勝俣州和は、23年7月公開のYouTubeチャンネルで、相撲界の酒豪ベスト3を発表。3位は元横綱の曙と若乃花。引退後、2人で飲んで、一晩で焼酎17升空けたという。2位はロシアでウォッカを1人で22本空けたという白鵬。1位は元大関の貴ノ浪。1軒目で一斗(18リットル)飲み、2軒目でヘネシーを7本(5リットル)。一晩で酒を23リットル飲んだ計算だ。

「〝昭和の大横綱〟といわれた大鵬さんも忘れてはいけません。4時間で5升を空け、ときには一晩で一斗飲んだといいます。また、大鵬さんは王貞治さと親友で、一緒に飲んだある日、酔い潰れた王さんは眠ってしまった。その後、目を覚ましたとき、大鵬さんは王さんが潰れる前と同じペースで黙々と酒を飲み続けていたそうです。〝世界の王〟も大鵬さんの飲みっぷりに度肝を抜かされたのではないでしょうか」(スポーツ紙記者)

 紹介した全員、体だけでなく酒量も規格外だが、やはり貴ノ浪は別格か。

(石田英明)

スポーツ