知らない人も多いかもしれないが、プロ野球12球団のうち、西武ライオンズの本拠地・ベルーナドーム以外のホームスタジアムは、一般の人でも使用料さえ払えば借りることができる。
用途によって金額は異なるが草野球が目的の場合、ダントツで高いのは昨年オープンした日本ハムのエスコンフィールド北海道。昨年の実績では、草野球用に解放されたのは10月14~23日の10日間のみだが、利用料は2時間110万円という強気な料金設定だ。ちなみにこれにはグラウンドのほか、ダグアウトと駐車場20台分の使用料が含まれている。
次に高額なのは、東京ドーム(巨人)で2時間20分50万円。オプションでオーロラビジョンにスコアボードや選手名を表示する場合は別途18万円かかる。
以下は甲子園(阪神)の45万円、PayPayドーム(ソフトバンク)とバンテリンドームナゴヤ(中日)の27.5万円、神宮球場(ヤクルト)の24.2万円、京セラドーム(オリックス)の17.5万円と続く。
一方、それ以外の球団は良心的な金額となっており、横浜スタジアム(DeNA)は2万8000円、ZOZOマリンスタジアム(千葉ロッテ)は1万9800円、マツダスタジアム(広島)は1万4130円。そして、もっとも安いのは楽天モバイルパーク(楽天)の8800円だ。
ちなみに仮に2チーム18人で割った場合、1人あたりの使用料はエスコンフィールド北海道が6万1111円で、楽天モバイルパークが489円。ほとんどの球場は曜日や時間帯など金額が細かく設定されており、ここで紹介したのは各球場ともに最安の料金だがなぜこれほどまでに金額が違うのだろうか?
「球場を所有するのが球団やその関連会社、もしくは自治体かによって大きく異なり、使用料の安い4球場はいずれも後者になります。ただし、一昨年まで日ハムの本拠地だった札幌ドームの所有主は札幌市ですが、使用料金は3時間10万円からで自治体にしては高額な料金設定になっていますけどね」(スポーツ紙記者)
プロ野球の球場で草野球をしてみたい人は、参考にしてほしい。