久保建英が壊れる!?レアルが五輪出場を認めるも超過密スケジュールに懸念

 サッカー日本代表MF久保建英が2020年東京オリンピックへの出場に向けて、保有元のレアル・マドリードから参加許可を得ていることが分かった。

 18歳の久保は来年に日本で開催される東京五輪のU-23日本代表チームに名を連ねる資格を有しているが、最終的に久保の五輪参加を許可するか否かの決定権を持つのは保有元のレアル・マドリードであり、どうやら今夏の移籍マーケットにおける交渉時にすでに五輪参加に向けた“ゴーサイン”を得ていたようだ。
 
 これにより、U-23日本代表を飛び越え、すでにA代表でも存在感を発揮する久保の東京五輪における勇姿が見られることとなったが、同時に自身のキャリア史上“最も忙しい夏”を過ごした久保の体調面を心配する声も上がっている。

「この夏だけで久保のサッカー界における立場は180度変わったと言っても過言ではありません。まずは5月に日本代表チームからの初招集が大々的に発表され、その翌月には世界最高のクラブでもあるレアル・マドリードへ加入すると、直後にキャリア初のコパアメリカに参戦し、その大会が終わるや否や世界的スーパースターらと共にレアルのキャンプに合流。印象的なプレーを随所で披露し、最終的にはマジョルカへのレンタル移籍が決まりました。

 つまり5月からはひっきりなしに日本を始め世界中のメディアから追われ続ける日々を過ごしたということです。そうした中で現在はA代表チームで2022年W杯の予選に臨み、来夏には東京五輪。もちろん久保を見られることは楽しみではありますが、サポーターからも『スケジュールに無理がありすぎる』『疲労が溜まる一方』『五輪の本番はいいが、A代表の試合には呼ばないであげてほしい』などといったコンディション面への懸念を示す声が出ています」(スポーツライター)
 
 レアル・マドリードでの将来的な立ち位置や、現所属先のマジョルカにおける地位確立に加えて、A代表と五輪代表チームでも久保は自らのクオリティを証明する必要性に迫られており、心身共にその負担は周囲の想像を遥かに超えているだろう。

 来夏の東京五輪で100%のパフォーマンスを披露する為には、適度な休息や代表招集のインターバルも考慮しなければならないのかもしれない。

(木村慎吾)

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