現在、カタールで開催中のサッカーアジア杯では日本代表の中軸として森保ジャパンを支える久保建英。実は、喋り好きで代表チームのムードメーカーとしても知られているが会見でもたびたび冗談交じりのコメントを飛ばし、記者からの笑いを誘っている。
1月30日に森保監督と出席した試合前日の公式会見では質問が監督に集中。やっと自分に質問が及んだ際には、「久しぶりの質問ありがとうございます。ちょっと退屈していたのでありがたい」と語ったり、11日にもリーグ開催中にクラブを離れて代表チームに参加することを聞かれ、「後ろ髪どころじゃないですけどね(笑)」と冗談を飛ばしている。
「どの代表選手も記者の問いかけにはしっかり答えてくれますが、真面目というか優等生的コメントが多いですね。その点、久保選手は若いながらウィットに飛んでおり、場を和ませてくれます。こんな選手は過去の代表でも見たことがありません」(スポーツ紙記者)
しかも、彼は日本語だけでなく英語やスペイン語でも記者相手に冗談を飛ばす。スペインの地元ラジオ局に出演した際にも爆笑コメントを連発し、ソシエダの地元サポーターから熱狂的な支持を得るきっかけになったという。
「バルセロナの下部組織で育ったことが大きいと思います。語学堪能なだけでなく、性格も明るいというかラテン系気質を持っているように感じます」(同)
実際、スポーツメディア関係者の間では「久保のマスコミ対応スキルは大谷翔平よりも上」と高く評価されているそうだ。
「そもそも大谷選手はメディアの個別取材には応じず、公式会見でもジョークを交えたコメントなどほとんどしません。もちろん、それが悪いわけではなく、久保選手が日本人アスリートとしては異質なんですけどね」(同)
代表の若きエースは、ピッチの上だけでなく会見でも魅せてくれるようだ。