櫻井翔に「news zero」卒業報道 ジャニー氏との特別なエピソードが影響か

 2006年10月の放送開始時から「news zero」(日本テレビ系)の月曜キャスターを務める嵐の櫻井翔。17年間にわたり、ジャニーズでのアイドル活動とは畑違いの報道番組で、本職のキャスターや局アナも顔負けするほどの活躍を見せてきたのだが……。

 10月4日配信の「東スポWEB」が、櫻井が来春に「news zero」を卒業すると報じた。記事によると、ジャニーズ事務所創業者の故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、日テレ側は櫻井への対応に苦慮し、櫻井も局側に迷惑をかけられないと考えていたようで、双方協議のもと、卒業の運びとなったとのこと。

 櫻井はジャニーズ事務所の1回目の記者会見が行われた9月7日、「news zero」にVTR出演し、「頭から最後まで(会見を)見ていて感じたのは、生まれ変わっていくというような決意を感じた」などとコメントしたが、視聴者からは《自分の言葉で語っていない》《どこか他人事》などと評価は芳しくなかった。

 10月2日放送の「news zero」では、同日に行われた2度目の会見でジャニーズ事務所が被害者の補償後に廃業することを明らかにしたことについて、「被害者の方を思えば、廃業という選択肢のほかはなかったかなと思います」などと語っていた。

 現ジャニーズ事務所は今後解体され、新たに立ち上げる新会社ではタレントとはエージェント契約になる。「東スポWEB」の報道が事実であれば、新会社との契約を待たずに「news zero」を去ることが決定したことになる。

「新会社でエージェント契約を結んだとしても、櫻井とジャニー氏の関係が特別なものであったことから、櫻井も報道番組に居座ることは居心地が悪いと感じているのかもしれません。20年11月放送の『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)で、櫻井とジャニー氏のエピソードが明かされました。嵐結成時、櫻井はジャニー氏から『YOU、リードボーカルだから!』と指名されたそうです。嵐の二宮和也もジャニー氏から『櫻井が主役のグループを作るから』と言われていたことを告白。嵐の主役は櫻井であり、それを決めたのがジャニー氏。自身を重用してくれたジャニー氏に対して、櫻井は心の底から非難することはできないかもしれません」(女性指揮者)

 実際に「news zero」卒業となるのか、今後の行方に注目だ。

(石田英明)

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