アフラックが櫻井翔と「個人契約」を検討も、予想される厄介な事態

 がん患者だけでなく、ジャニーズ事務所所属タレントへも手を差し伸べた。アフラック生命保険は9月14日、故ジャニー喜多川氏の性加害は重大な人権侵害であることを理由に、同事務所との広告契約を解除する方針を明らかにした。その一方、所属タレントに非はないとして、現在CMに起用している嵐の櫻井翔については、個人契約に変更することを検討しているという。

 櫻井は2011年からアフラックの広告に登場。現在は「がん保険」に関するCMに出演している。ジャニー氏の性加害による被害者の救済と再発防止の取り組みが見られないとして、ジャニーズ事務所と新たに広告契約を結ばない、既存広告の契約更新をしない企業が続出している中、アフラックが検討する〝個人契約〟はジャニーズ所属タレントへの救済措置とも思える。

 ネット上では《アフラックさん、さすがです!》《アフラックも櫻井君も応援しています!》などと櫻井ファンから歓喜の声が上がった一方、《個人契約するタレントがジャニーズ事務所に所属していれば何も変わらない》《順序が逆。先に事務所を退所してから個人契約でしょ》といった反対意見も少なくない。

「そもそも事務所に所属しながら個人契約ができるのか、その点が疑問ですが、タレントの救済措置として個人契約の検討を表明したアフラックは、契約の成立・不成立を問わず、ジャニーズファンからは一定の支持を得られました。ただし、櫻井が他のタレントに先駆けて個人契約を締結すれば、〝自分さえよければ…〟などと抜け駆けを非難される可能性がないとはいえません。かといって、個人契約を受け付けなければ、事務所とベッタリだと認識されてしまい、何とも判断が難しいところ。いずれにせよ、事務所が社名も経営も入れ替えて真の意味で解体的出直しをするか、個人契約するのであれば、先に事務所を退所するしか方法はないように思います」(週刊誌記者)

 個人契約を結ぶも地獄、結ばないも地獄か。

(石田英明)

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