【恵比寿マスカッツ】石岡真衣「おぎやはぎ小木さんには深い愛がある気がします」/あの深夜番組ヒロインを直撃!

 トップビデオ女優やグラビアアイドルらによる女性グループ「恵比寿マスカッツ」は、08年4月放送開始の「おねがい!マスカット」(テレビ東京系)を皮切りに約15年にわたり男の下半身をワシづかみにした。第二世代メンバーの石岡真衣(33)を直撃──。

「学生の頃から深夜番組が大好きで、デビューしてからは出演するのが一つの目標でした」

 こう語る石岡は「日テレジェニック2014」に選出されるグラビアアイドルから5000人を超えるオーディションを経てメンバー入りを果たした。

「もう絶対に受かりたくて、最初は『バナナ・マンゴー・ハイスクール』の完コピを披露しようと思ったんですけど、思い切って『メェ〜?』ってセクシーな動物のモノマネをやったら、(演出の)マッコイ斎藤さんが大爆笑してくださったんです」

 15年秋から放送の番組には明日花キララ、市川まさみ、川上奈々美、小島みなみ、三上悠亜、などキラ星のごとく女優が在籍した。

「初めは『こじみなだっ!明日花キララだっ!』という感じでしたが、最初の収録後にみんなで銭湯に行って、ハダカの付き合い?してから一気に打ち解けたんです。ボディケアの方法とか色々と教えてもらい、『みんなキレイな体しているなぁ』って、しみじみ実感しました。とにかくみんな私服が華やか。いつも最先端のブランド品を持っていて、街やお店じゃなくて楽屋でトレンドを知るみたいな感じでした。『もういらないから』っていっちー(=市川)から素敵な服を譲ってもらったり、川上さんからもヴィトンやプラダのバッグをいただいたり、今も大切に使わせていただいていま〜す」

 さすがは売れっ子だけに気前よしの太っ腹。

 番組ではメンバーたちによる体当たりの企画も見どころの一つだった。

「鼻フックをされて思いっ切り引っ張られるのはツラかったです。痛さよりも羞恥心の方ですね。NGはほとんど出したことはないんですけど一時期、何をやってもマッコイさんにダメ出しされて。収録後にみんなでお酒を飲んでいる時に耐えられずに泣いてしまったこともありますが、今はすごく感謝しています」

 MCを務める「おぎやはぎ」についてはこう明かす。

「大体、みんな初めは矢作さん派なんですけど、時間が経つと小木さん派になるんじゃないかな? 小木さんには深い愛がある気がします。おふたりとも本当に優しくて、『グラビア見たよ』ってわざわざ言いに来てくださったり、他の番組で共演した時も話を振ってくださったり、本当によくしていただいています」

 石岡は〝ひときわ貧乏なメンバー〟が楽曲をリリースしてみずからの手で稼ぐ〝成りあがりプロジェクト〟として誕生した派生ユニット「ATM(エー・ティー・エム)」のリーダーを務めたことも。

「キッカケは自分の貯金残高を見せる企画で。初めは拒んだんですけど、最終的に公開することになって。ガチで10万円以下で、みんなにひかれました(笑)」

 もっとも、番組出演当初は家賃4万8000円のアパート暮らしだったのが、 今では7万5000円のマンションに住んでいるそうで、「『恵比寿マスカッツ』のおかげでオートロックが付きました♡」とのこと。

 そんな石岡は22年8月のライブ「第2世代恵比寿マスカッツ真夏の卒業式」をもってグループを卒業。今年8月にDVD「ゆっくり愛して」をリリースしたほか、10月からミュージカルに出演するなど、現在はマルチな活躍を見せている。

「『マスカッツ』ではいつもオドオドしていたり、貧乏だったりといった短所が長所にもなった。自分の知らない自分に出会えたとても素敵な場所でした」

 深夜帯にまばゆい光を放った「マスカッツ」は出演者をも光り輝かせていた。

石岡真衣(いしおか・まい)90年、愛知生まれ。グラビアアイドル。155センチ、B80・W59・H87。15年より「恵比寿マスカッツ」のメンバーになり22年8月に卒業。新作DVDは「ゆっくり愛して」。

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