タピオカ店comma tea運営会社が破産 それでもブームは消滅していなかった!

 タピオカミルクティー店「comma tea(コンマティー)」を運営するティーカンパニーが東京地裁から破産開始決定を受けていたことが分かった。全国にチェーン展開していた人気店の撤退により、《タピオカは完全に終わった》といった声も見られるが、果たして本当にそうなのだろうか?

「コンマティーは2018年に東京・恵比寿に1号店をオープンすると、ティースタンドのほかテイクアウト専門業態を導入したことで話題となり、東京、大阪、神奈川、宮城、静岡など全国に店舗を拡大させていきました。一時は6億を超える売上を計上していましたが、ブーム終焉によるタピオカ離れや新型コロナウイルスの感染拡大による商業施設の休業や時短営業なども影響して、売上は大幅に減少。店舗を縮小するなどコスト削減にも努めましたが、残念ながら経営の改善には至りませんでした」(専門紙記者)

 18年頃より始まったタピオカブームは、SNS映えの後押しもあって街中にタピオカ専門店が乱立。原宿にはタピオカのテーマパークまで登場して、「タピる」や「タピ活」が流行語になった。しかし、一気に膨らんだムーブメントは急速にしぼんでいくこととなり、19年に1万6772トンあったタピオカの輸入量は21年には2641トンとおよそ7分の1にまで減少している。

「コンマティーの破産によってタピオカブームは完全に終わったとする声も多く見られますが、ブームの火付け役とも言われる本場台湾から日本に上陸した『ゴンチャ』はコロナ禍以降も店舗を増やし続けています。また、東南アジアで大ブームを巻き起こし、『マクドナルド』『サブウェイ』『スターバックス』『ケンタッキーフライドチキン』に続く、飲食チェーン店舗数世界5位にまで拡大したタピオカティーチェーン『MIXUE(ミーシュー)』が今年8月に日本初上陸を果たしています。タピオカの火種はまだまだ完全には消えていません」(フードジャーナリスト)

 きっかけさえあれば、数年後にブーム再燃となるかもしれない。

(小林洋三)

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