ジャニーズ事務所が大きな転機を迎えている。創業者の故ジャニー喜多川前社長による所属タレントへの性加害問題をめぐり、現社長の藤島ジュリー景子氏の辞任が不可避となったからだ。9月7日に都内で予定されている会見で、ジュリー氏の辞任と「新社長」を含めた新体制を発表するとみられる。
注目される新社長のポストに就くのは誰か。メディアでは東山紀之、TOKIOの城島茂、国分太一、子会社・ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦など、所属タレントの名前が挙がっている。
中でも有力視されているのが、ジャニーズの「長男」である東山だ。東山は2023年5月21日、自身がメインキャスターを務める「サンデーLIVE!!」(テレビ朝日系)で、「元ジャニーズJr.たちがジャニー氏による性被害を告白したことを真摯に受け止めなければいけない」と語り、「そもそもジャニーズという名前を存続させるべきなのか」と問題提起もしている。
「東山はJr.の被害を重く受け止め、事務所の改革も必要だと説いています。その一方、元Jr.のタレントが夕刊紙のインタビューに答えて、東山は『ジャニーさんの側近中の側近の1人』『副社長だったメリー喜多川さんには従順な召使いであり続けた』と暴露されています」(芸能記者)
では、残りの候補者はどんな評価なのか。
「城島はジャニー氏が亡くなったときの追悼コメントで、ジャニー氏のことを『人生の師』と称えています。国分は22年10月更新のX(旧Twitter)で、ジャニー氏の誕生日に『(ジャニー氏のYOU やっちゃいなよ!この言葉をこれからも大切に、チャレンジしていきたいと思います』とコメント。井ノ原はジャニー氏が亡くなった後、テレビのバラエティ番組で、ジャニー氏について『なんか友達なんですよ。同級生みたいな感じで』と親密ぶりを明かしていました」(前出・テレビ誌ライター)
果たしてこの4人の中から新社長が生まれるのか、あるいは予期せぬダークホースが現れるのか、7日の発表が注目されるのである。
(石田英明)