10月24日深夜、ファンクラブサイトにアップした動画で、旧ジャニーズ事務所(現・スマイルアップ)からの独立を発表したアイドルグループ・嵐の二宮和也、だったが……。10月25日配信の「読売新聞オンライン」が、来月初旬に設立される東山紀之氏を新社長とする新エージェント会社と契約する可能性があることを報じた。
独立か、新エージェント会社と契約か。行方がわからなくなった二宮の去就について、10月26日放送の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演した元衆院議員でタレントの杉村太蔵が、東山氏が率いる新会社の〝金欠〟が背景にあると持論を展開した。
杉村は「一昨日(二宮が)独立を発表して、今日になって一部報道で〝エージェント契約の可能性もありますよ〟と報道が出ましたよね」と切り出し、この背景には、新会社の〝資金繰り〟問題があると推測。新会社はスマイルアップとの資本関係が一切ないため、手金では設立・運営は難しく、新たに投資家や銀行などから資金調達が必要だと説いた。
そのうえで「嵐のメンバーが契約して所属してくれるか、してくれないかで、投資をするサイドからすると全然変わってきますよね。全く違いますよね」と力説。つまり、知名度が高い嵐と契約していれば、銀行などからの融資も期待できる。そのために東山サイドが二宮の引き止めに動いたのではないかというのだ。
さらに杉村は「パレートの法則といって、飲食店でも2割の顧客がその店の売上の8割を占めるといわれている。80:20の法則。芸能事務所なんて、まさにパレートの法則だと思います」と締めくくった。
杉村の言う通り、パレートの法則は「80:20の法則」ともいわれ、「売り上げの8割は2割の社員に依存する」というもの。新エージェント会社の場合、その2割に嵐が入っていると言いたかったようだ。
「嵐以外にも2割に入ると見られる木村拓哉、SnowMan、King & Princeなどに独立の動きが出てば、東山氏らは全力で阻止するはずです。となれば、売れているタレントやグループは勝ち組で有利なエージェント契約を結べるはず。一方、知名度の低いタレント・グループは活躍の場も少なくなりそうです」(芸能記者)
東山社長の舵取りが見ものだ。
(石田英明)