昨年9月30日に電撃婚を発表し、5月には第一子の妊娠と秋から産休することをインスタグラムで報告したテレビ朝日の弘中綾香アナ。周知のように夫はベンチャー企業・プログリットの岡田祥吾社長で、結婚の前日に東証グロースに会社が上場したこともあり話題となったものだ。上場とその後の株高により岡田氏が莫大な資産を手にしたことから「30億円夫」などとも言われた。
2016年に設立された同社は、短期集中のコーチングで英語が身に付くというサービスを主要業務としている。その中身がジムのライザップに似ていることから、「英語学習のライザップ」などとも呼ばれている。
そして同社は、このところ天井知らずで株価を上げていたのだ。
「9月29日の初値が770円で、今年1月まではほぼ横ばいの株価でした。ところが2月になると1800円台をつけ、その後、6月20日に7500円をつけるまでずっと上げてきました。約半年で10倍近く株価を上げたことになります」(経済ジャーナリスト)
まさに大化けだが、上がる理由はあった。コロナ規制が緩和され、海外旅行や留学も徐々に復活すると見られたことに加え、もともとプログリットはAIを活用した学習サービスを提供していたので、生成AIブームも追い風になった。さらに岸田政権のもとで押し進められていたリスキリング政策も後押しした。「いつ発表か」と噂されていた、経済産業省の「リスキリングで1人56万円補助」が6月20日に正式に発表されたのだ。結果、上場直後は15億円と言われていた岡田氏の資産は、単純計算で150億円近い額になったはずだ。
ところが、経産省の発表と同時に、20日を頂点に株価が一気に下落した。21日はストップ安で6000円まで下げ、22日にはさらに5000円まで下げた。26日の終値は3860円。まさに急転直下である。
「もともとあった期待材料が全部出尽くしたということでしょう。そこで利益確定の売りが先行、雪崩を売ったように売りが殺到したのだと思われます。岡田氏の資産も70億円以上目減りした計算です」(前出・ジャーナリスト)
夫の資産が150億円になったり、かと思えば3日で70億円も減ったり。弘中アナも気が気ではない!?
(猫間滋)