マイナンバーカードをめぐるトラブルが後を絶たない。コンビニで住民票の写しを受け取ろうとした際、別人のものが発行される不具合が神奈川県内で確認され、公金受取口座が別人の口座と紐づけられていたケースも報告されている。マイナ保険証についても、これまで約7300件の情報誤登録が発覚しているという。
5月28日放送の「サンデージャポン」(TBS系)ではこの問題を深堀り。街頭インタビューで街の人は「めっちゃ怖いですね」「気づかないでそのまま悪い人に使われるって考えたら…」「私大丈夫かな?」などと不安を覗かせていた。
これを受けてスタジオでは「あなたのマイナンバーカードは大丈夫?自分でチェックできる方法とは」と題して徹底解説。元衆議院議員でタレントの杉村太蔵が「マイナンバーといえば私、杉村太蔵です」と自信満々に語り始め、これまでのトラブルケースを紹介。「マイナ保険証の誤登録」「他人の銀行口座への紐づけ」「コンビニで他人の証明書を発行」の3パターンに分けられると紹介した後、モデルの藤田ニコルは厚生労働省の対応が遅れた点について、「遅すぎますよね。個人情報、なんだと思ってるのかって言いたくなるくらい遅いので。誰にでもミスはあると思うんですけど、早く、早くしてもらいたいですね」とコメントしていた。
他の出演者がそれぞれの意見を述べた後、“解説員”を務めた杉村太蔵は「これ、マイナンバーって1人、16ケタ。それで、家族4人だったら4人分の16ケタの番号を申請します。で、登録する側も申請に対して16ケタの番号を4人分登録します。ここでどうしてもヒューマンエラーというのが出てしまう」と述べて、ミスが起こる確率について「0.0075%」とあくまでレアケースであることを説明。「だからってわけじゃないんですけども、なんとか前に進めたいな」と語っていたのだが…。SNSでは《マイナンバーって16ケタだっけ?》《12ケタでしょ》《カード見たら12ケタだったよ》《訂正しないのか?》といったツッコミのコメントが相次いでいた。
「マイナンバーの個人番号はカードを見ればわかるように12ケタです。おそらく16ケタのクレジットカードの数字と混同してしまったのでは…。しかし、太蔵さんが3回も『16ケタ』と言ったのに、出演者から誤りを指摘する声が上がらなかったのが不思議です」(メディア誌ライター)
藤田ニコルは「誰にでもミスはある」とコメントしていたが、視聴者を混乱させないためにも、迅速な訂正が必要だったのかもしれない。